藍(あい)の花。結構可愛い♪ 撮影日:2009年9月18日 撮影:管理人畑の藍(あい)、タデ科 撮影日:2009年9月18日 撮影:管理人暑さのわりに夏の実感がなかった今季の夏、夏から秋への移り変わりを体感しないまま、気が付けば9月ももう終わり。地主の好意もあり、真似事のように始めている我が畑もどきの作物はそろそろ終わりを迎える。
今年初めて、おもしろ半分で植えた藍(あい)。タデ科特有の花を咲かせ、すでに子孫を残す準備をしている様子。藍(あい)といえば染料として有名。そうなればその「染め」をやってみたくなるのは、やはり人情だろうか。
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南信州フォークソング・デイ会場風景 撮影日:2009年9月20日 撮影:管理人南信州フォークソング・デイ会場風景 撮影日:2009年9月20日 撮影:管理人シルバーウィーク初日、20日。飯田地方、台風14号の影響はほとんどなく、快晴の秋空が広がった。気温はやや低め。その台風の余波なのか、少々風が強いのは気にはなるが、まずまずの好天といったところだ。そんな秋晴れの中、JR飯田線の桜町駅近く、元飯田風越高等学校跡地にできた創造館の野外ステージを使い「南信州フォークソング・デイ」なる催し物があった。南信州にゆかりのあるアマチュアミュージシャンたちが集まったコンサートのようなものだが、出演者関係の人達がほとんどなのか観客はまばら。だが、秋晴れの空の下、そこはなんとも良い雰囲気を持つ空間となった。 - 続きを読む -

トンボの群れ 撮影日:2009年9月9日 撮影:管理人トンボの群れ 撮影日:2009年9月9日 撮影:管理人ブログの更新もしないままに、気がつけば9月も後半、明日からは連休に突入する。飯田地方、日中はまだ25℃を上回るものの、朝晩は15℃前後とかなり涼しくなってきた。10月上旬の気候ということだが、この頃の気温の変化の大きさには、我が身体は対応しきれていない様子である。
今月の上旬のこと、出かけたついでに山麓公園辺りをうろついてみた。野草たちの振る舞いに季節感を感じなくなった昨今だが、吹き抜ける風は夏の終わりと秋の始まりを感じさせ、心做しか人恋しくなってくる。そんな感傷に浸りながら川縁まで来た時、トンボの群れが私を取り囲んだ。「アキアカネ」である。
春に羽化した彼らは、しばらく平地に留まるが、川縁の薄は秋を強く感じさせる。 撮影日:2009年9月9日 撮影:管理人夏の暑さが辺りを覆う頃、それを避けるように高地に移動する。稲穂が垂れ始めて秋の気配が濃厚になると、産卵のためまた平地に下りてくる。
気候の異変に早々と反応してか、野草など植物たちの生態に季節感が失われつつある中、このアキアカネのように、頑なに今までの生息パターンを守りつづけているものもいるようである。そのどちらが正解なのかは分からないが、やがて長い時間をかけて淘汰され、生物全体の形態も変わって行くのだろう。
自然と乖離してしまった我々“人”が、淘汰され残る生物の仲間には入れるかどうかはなんとも言えないところだが、季節の持つ本来の意味は固より、温暖化のため変化していく気候が齎す影響の大きさと、その深刻ささえ実感できない現状ではその可能性は低いのかもしれない。
そんなことを考えながら歩く私の頭の上を、そのトンボたちは、まるで秋が来たのを教えるかのように、いつまでも飛び回っていた。