歌う豊田勇造氏 撮影:2009年10月2日 撮影:管理人リハーサル直前 撮影:2009年10月2日 撮影:管理人10月になった。秋雨前線の影響だろうか、激しい雨の降る2日の夜、今年2回目となる「豊田勇造」氏のライブが行なわれた。その報告記事のような投稿である。
今回のライブ、「三浦淳子監督」の作品「空とコムローイ/タイ、コンティップ村の子どもたち」というドキュメンタリー映画の飯田上映同時企画として行われたもの。春ライブとは異なる場所設定もあって、その動員には少々不安もあったようだが、結果はなかなかの盛況といったところか。
彼のライブの記事はもう4回目となるが、今回、我が連れ合いがその企画発起に関わったことから、ポスター・チラシ・チケット・ホームページなどの制作依頼を受けた私、3年前から彼の曲に魅せられていたこともあり、かなり“リキ”が入ったのは事実である。

ライブは今回も2部構成。1部、「老いてこそロック」を皮切りに「長崎帰り」と続いて行く。今回タイの滞在中にできたと言う新曲を含め、この夜の彼の演奏を今までよりエネルギッシュと感じたのは、春と異なる場所や、その音響設備の違いではないように思える。
2部の頭に、同時企画のその映画監督との対談という場が設けられたが、タイに精通している二人の話しは、タイという国の、そこに生活してる人の暮らしが、行ったことのない私にも、“その絵”を頭の中に描くことを容易にしてくれた。「マンゴーシャワーラブレター」を歌う 撮影:2009年10月2日 撮影:管理人映画監督との対談 撮影:2009年10月2日 撮影:管理人また同じに、そのドキュメンタリー映画への興味も抱かせてくれた。
今回の、ライブの副題ともなっている「マンゴーシャワーラブレター」は、同名のアルバムに入っている彼の曲の題名である。タイやベトナムなどでは、4月~5月頃訪れる雨季を「マンゴーシャワー」と呼ぶらしい。雨が、その雨季に突入する頃に色づくマンゴーを洗い流すように降ることから付けられた名前ということだが、日本の梅雨の様に恵みの雨ということなのだろう。対談の最後に演奏した「マンゴーシャワーラブレター」は、話しの装飾の影響もあったのか、いつになく味わい深いものに感じた。
そんな構成を含めて、彼の、プロとして、人として、その懐の深さを見せてくれた今回のライブ、時間が空いていたのもあり、勝手にバス停に迎えに行った私が「明日は拾得ですよね、一度、拾得のライブを聞いてみたいんですよ」と言った時「明日一緒に拾得に行こう!京都に行こう!」と、人懐こそうな笑顔で即時に答えた彼の、その人柄に惚れこんだと言った方が正確な表現なのかもしれない。思わず「行きます!」と答えそうになったのは、ここだけの話とするが。
昨夜の余韻が消えないまま、今回の企画と、その準備や動員に奮闘してくれた人達と、素人ながら、彼の曲「雲遊天下」を歌わせてもらっていると告げた私に、「雲遊天下、どんどん歌うてください」と京都弁で答えてくれた勇造氏に、心から感謝しながら、ライブ報告のような投稿を終わる。
なお、かなり興奮気味だったのだろうか、一部の時の写真はまとものものがなく、掲載画像は全て2部のものとなることをご容赦願いたし。

同時企画である、ドキュメンタリー映画「空とコムローイ/タイ、コンティップ村の子どもたち」の飯田上映は、長野県飯田市中央通りセンゲキシネマズにて、10月の3日~12日まで、休館日の8日を除き、11時から12時半まで毎日行なわれている。興味のある人は見てみるのも良いかもしれない。
三浦淳子監督作品「空とコムローイ」ドキュメンタリーの公式サイト

豊田勇造氏のホームページはこちら↓
豊田勇造 公式ホームページ

また、今までの勇造氏のライブを載せた記事はこちら↓
春の小さなライブ2009
桜の時期の小さなライブ
あるライブ