若い南天の木 撮影日:2010年12月31日・管理人一ヶ月以上投稿をしないまま大晦日を迎え、やや焦りながらも、過ぎたものは仕方がないと、半ば開き直る今日、12月の31日である。
2010年、経済の状態は相変わらず、失業者も減る気配はないように見える。我が仕事も例外ではなく、受注皆無に近い状態のまま一年が過ぎていった。隣国あたりでは、きな臭い状況が見え隠れ、正直あまり良い年ではなかったというのが実状だろうか。そんな現状の中、飢えることもなく一年を過ごすことが出来た安堵感と、それが許されたことへの感謝の念を心に、今年最後の投稿とする。
今の家に移り住み30年近くになるが、来た時植えた「エボタの木」が今年朽ち果てた。木とはいえ、30年近く側にいたものが姿を消すことは結構さびしいものだが、その切り株の近くに南天が生えている。木がなくなって分かったことだが、落ちた鳥などの糞に種が混ざっていたのだろうか。その南天、まだ若いのか花は咲かず、ゆえにあの赤い実は付いてはいない。しかし、我が生活と共に成長した、その「エボタの木」の生まれ変わりのような気がして、毎日眺めている。
南天は、葉に含まれるタンニンの防腐作用からか、赤飯などの上に添えられることが多いようだ。そうしたことからなのか、昔から「難を転ずる」の意から家の裏などに植えられることが多く、縁起ものとして松飾などにも利用されるようである。
後、9時間足らずで2010年も終わるが、我が家の裏手に生えた南天を「難を転ずる」の意味で載せてかけこみの投稿。どうぞ良い年を迎えていただきたい。