カッターで剥がすとネジが見える 撮影日:2010年6月14日 撮影:管理人マウスの裏 撮影日:2010年6月14日 撮影:管理人壊れたマウス 撮影日:2010年6月14日 撮影:管理人6月も中盤、朝からどんよりとしてパッとしない天気だ。予報では、今週はぐずついた天気が続くらしく、どうやらこの地域も入梅となったらしい。
そんなスッキリしない天候のせいではないとは思うが、日頃使うマウスの様子が思わしくない。右クリックが効かないときがある。少々いらだち気味にカチッカチッとやっていたのだが、午前中も終わろうとする頃、それは全く機能しなくなった。
通常の左クリックは問題はないため、さほど影響はないのかと思いきや、右クリックは普段でもかなり多用するらしく、なんとも不便なその作業性。ホイールの上部左右にマイクロスウィッチがある 撮影日:2010年6月14日 撮影:管理人精密ドライバーでネジを外す 撮影日:2010年6月14日 撮影:管理人
3年ほど前に「マウスという名のポインティングデバイス」として壊れたマウスの話を載せたことを思い出すが、今回も同じメーカーの同種のマウス。新たなマウスの購入も考えたが、このタイプの壊れたマウスは3つもある。そもそも耐久性の低いものなのか、私の使い方が荒いのか、それは分からないが、これ以上ゴミを増やすのも心苦しい。そんな訳で、今回はマウス復活に挑戦することにした。
30年くらい昔になるが、精密工場に勤めていた私。そこでDS変換モジュールのような物の修理を担当していたが、皆から「職人」と呼ばれていた。多少腕には覚えがある。壊れたマウスから部品を外しそれを使おうと考えた。だが、わが家には半田を除去するワイヤーがない。半田ごても大ぶりのものだ。しかも、そうした仕事から離れて久しい。
一計を案じた私は、精密工場時代に交換部品がない時にやっていた裏業、接点の洗浄を試みることにした。何のことはない、アルコールをマイクロスウィッチにたらし数回カチカチとやる。それを数回繰り返し、アルコールが完全に渇くのを待つ。これだけである。
さて結果は、手垢のついたマウスの生還とあいなった。「昔とった〇〇」ではないが、物作り日本、培った業は残すべきと、カビの生えたような昔の裏業が通じたことにご満悦の自分が居る。これで、もう一つマウスが蘇るかもしれない。