マイヒットカレンダー。表紙の一部アップマイヒットカレンダー。表紙。気がつけば12月、師走と呼ばれる月、今年も残り一月を切ったことになるが、月の初めということもあるのか、世の動きにはまだまだ年末らしさは感じられないようだ。来年に向けてさらに厳しさを増しそうな経済の流れの中、果たしてどんな年末になるのか、どんな年を迎えることになるのか、少々不安な気持ちで残り少なくなった日めくりをめくる毎日である。
そんな年末、我が連れ合いは、昨年12月に「マイヒットカレンダー」としてこのブログに載せたカレンダーを今年も購入してきた。「トイレで知る・考えるカレンダー」。昨年「カレンダーをトイレに置くことは運気が下がる」と教えられたが、小さく「もし2%の人に読んでいただけたら・・・」とも書かれているそのカレンダーは、そんな風水さえも忘れるくらい、今を、今の時代を、真剣に考えさせてくれる。やはり今年もわが家ではヒットカレンダーとなった。
今年の月別のお題は、1月「ニューリーダー」、2月「愛ちゃんは太郎のお嫁さん」、3月「忠虫『ハチ』の噂」、4月「新休日提案」、5月「うちの親父」、6月「渋谷区に『笹塚の森』をつくりたいという話し、知っていますか?」、7月「『六ヶ所村再処理工場』を“検索”」、8月「あこがれの平和賞」、9月「シュトゥットガルト」、10月「それにしてもなんですよ!」、11月「シンプル・イズ・ベスト」、12月「でないと・・・」となっている。掲載の画像はその抜粋。

5月「うちの親父」 7月「『六ヶ所村再処理工場』を“検索”」 9月「シュトゥッガルト」 10月「それにしてもなんですよ!」

世界的な不況の風の吹く中で、期待と不安が同居した形で新政権が誕生した我が国だが、沖縄の基地問題をはじめ、経済、環境等々、早急の対策を迫られている問題は山積み、長かった旧政権時代の“つけ”もあるのか、今ひとつ明確な道筋が見えてこないのが実情のようである。
結果として、このカレンダーに風刺されるようにはなって欲しくはないが、その全てに、我々個々人の生き方・考え方が多少なりとも影響を与えるのは確かなことである。社会に対しての責任、国に対しての責任、この星に生きる生物としての責任までも含めて、人として個人として真剣に真正面から向き合う必要があるだろう。
今回もそんな思いを巡らせてくれたそのカレンダーの内容に、やっと年末らしさを感じる12月の初旬である。

※このカレンダー、ネットでも購入できる。
2010・CALENDAR 「トイレで知る・考える」カレンダー