猫柳(ねこやなぎ)。別名、川柳(かわやなぎ)。 撮影日:2010年1月31日・管理人猫柳(ねこやなぎ)。別名、川柳(かわやなぎ)。 撮影日:2010年1月31日・管理人2010年も早2ヶ月目に入る。今日2月の4日は二十四節気の一つ、立春である。今日から立夏までが暦の上の春になる。立春を過ぎると、少しずつ寒さが緩み始め、春の気配が感じられるようになるが、この“立春”、そういった気象状況から定められたのではなく、冬至から春分までの中間点としての単なる暦法上の都合ということだ。撰日法(せんじつほう)による節切りでは、立春から啓蟄までが正月となる。顔を出す土筆(つくし) 撮影日:2010年1月31日・管理人猫柳(ねこやなぎ)。別名、川柳(かわやなぎ)。 撮影日:2010年1月31日・管理人
さて、我が飯田地方、一日の日にドカ雪を齎した低気圧の影響で、昨日辺りからまた寒さがぶり返している。しかし、晴れた日には早々と朝の日差しが部屋の中に射し込み、まだ焦点の定まらぬ私の眠気眼を開かせてくれるようになって来た。そんな春めく日が増えつつあるこの頃、そろそろ寒さとも別れを告げたいとばかりに、我が身体はもう春の体制に入っている様子である。ゆえに、このぶり返される寒さはやたら骨身に応えるというのが実感だろうか。
画像は先月の終わりに、山麓公園付近で撮影した猫柳(ねこやなぎ)と土筆(つくし)である。この時期、こうした野草たちが、年々変わりつつある気候の中で、その気候の変化を確かめるように、出ては枯れ出ては枯れを繰り返しながら、やがて来るであろう暖かな季節に向けて、勢力を伸ばすべく挑戦を繰り返している。
そんな彼らの生態に、自然界の持つ逞しさを痛感するが、果たして今季もいつも通りの季節が訪れるのか、彼らのその動きからは読み取れない。
立春を迎え、早々と春の暖かさが恋しくなっているが、今この地方には低温注意報が出されている。例年ならば寒さはこれからが本番となる。