広場に作られた「おんべ」 一応我が家でも、真似事の小さなお供え餅を作る。今年は珍しく、玄関先に正月飾りも吊るして、人並みに新年を祝ってみた。
正月三が日が過ぎ、1月7日、松が取れる日、玄関先の正月飾りを外したのは良いのだが、さてこれをどうするか。縁起物ゆえ、ゴミとして出すのはやはり躊躇われる。
「どんど焼き」で燃やすのが昔からの慣わしだが、今年のどんど焼きの通知は見ていない。人の都合で変わってきている神事の日ゆえ、多分、11日がその日だろうと思いをめぐらす。11日は鏡開き、本来重なるはずのない二つの神事が重なることになるのだろうか。
 写真は1月10日、いつもの広場に作られた「おんべ」である。11日の朝、これに火をつけて「どんど焼き」となるが、朝が遅い我が家では、目覚めた頃には、多分終わっているだろう。その「おんべ」に、我が家の小さな正月飾りを押し込んで今年の無病息災を祈る。庶民のささやかな幸せ祈願である。