桜並木の桜の紅葉 撮影日:2009年10月25日 撮影:管理人桜並木の桜の紅葉 撮影日:2009年10月25日 撮影:管理人10月も残すところ後3日ほど、急激な冷え込みにそろそろ暖房器の欲しくなる昨今の飯田地方、街中では桜並木の桜たちが、緑から赤茶に葉の色を変え始め、深まり始めた秋を感じさせている。ただ、早々と葉を落とす木も多く、その植えられた環境に加え、気候変動という大きな変化が、彼らにとって結構過酷な条件となっているは確かなようだ。ダム湖、少々色づいてます。 撮影:2009年10月27日 撮影:管理人色づき始めた風越山の山頂付近 撮影日:2009年10月27日 撮影:管理人
そんな市街地から見上げる風越山(ふうえつざん)の頂上付近は、すでに秋色の変化が見られる。その山の麓に出向いてみれば、まだ疎らだが、色付き始めた木々たちが秋の深まりを感じさせてくれている。気候変動の中、この地域の自然はまだまだ逞しさを持っているようだ。できればこの環境、ずっといつまでも残したいものである。
夏は暑さを増し、吹く風は強くなり、降れば豪雨。こんな田舎町にも都会型の異変が見られるようになってきた昨今に、丘は削られ、木々は倒され、田畑や果樹園が減り続けている。道路は無意味に広がりながらアスファルトが地面を覆っていく。経済失速を補おうとするためか、その進攻にますます拍車がかかっているようにさえ感じている。
山があり、川があり、田や畑が恵みを齎す。盆地は、その特有の気候もあり、作物を作るのには適している地である。そんな恵まれた環境に胡座をかいているような地域発展の現状に少々眉をひそめるこの頃。そろそろ、その重大さに気がついても良いのではないかと、まだ残る自然の秋の装いにその想いを重ねてみる。