公園(妙琴ツツジ園)の外に咲く三つ葉ツツジ 撮影:2009年4月12日 管理人山麓公園(妙琴ツツジ園)の桜 撮影日:2009年4月12日 撮影:管理人4月の前半、連日の好天が続いた。日中の最高気温は20℃を越えることも多く、まるで初夏のような陽気。そんな異様な気候も一段落なのか、週の後半辺りから気温上昇も落ちつくとのことだが、その暖かさのため桜前線はこの地域を足早に通りすぎ、すでに街中は葉桜になっている。やや遅咲きの山の麓でも、ツツジ園の枝垂桜を筆頭に、例年にないほどの早さで花々がその華やかな姿を現し始めているようだ。
ここ数年、多分温暖化のせいかと思われるが、5月の連休辺りから夏のような気候に見舞われることが多くなってきていた。今年はそれがさらに早まった感があり、その変化の大きさに、今後の不安が拭いきれないのは事実だが、幸い、この国、この地域には、まだ四季らしき変化は残っているようである。
掲載の画像は、山の麓、妙琴ツツジ園の桜と、その道沿いに咲く三つ葉ツツジ。撮影したのは12日のことである。すでに3日経過してることと、昨日の雨ためその様相はかなり変わっていると思うが、春はこれからが本番、この時期ならではの華やかな自然の演出は理屈抜きで楽しみたいものである。
加速する地球の温暖化現象に伴い、温暖化効果ガス削減が一つのビジネスチャンスといわれ始めている昨今だが、経済発展と環境の維持、その双方を共に求めるのは少々虫が良い話しのように思える。そろそろ、今の経済主導型の社会の仕組みを見直す必要を感じるが、今まで、そのチャンスと見なされなかったためここまで遅れてしまった温暖化対策に、その環境維持を含めて、果たしてそれが我々人類とって実現可能な事なのか、未だ未知のままなのが実状といえる。
いくら使用を控えようとも、現時点では車も電気も不可欠。そんな、今の己の生活形態との矛盾をも感じながら、春の日差しの中で佇む私の頬を、山麓の風が優しく撫ぜていった。