4月の前半、連日の好天が続いた。日中の最高気温は20℃を越えることも多く、まるで初夏のような陽気。そんな異様な気候も一段落なのか、週の後半辺りから気温上昇も落ちつくとのことだが、その暖かさのため桜前線はこの地域を足早に通りすぎ、すでに街中は葉桜になっている。やや遅咲きの山の麓でも、ツツジ園の枝垂桜を筆頭に、例年にないほどの早さで花々がその華やかな姿を現し始めているようだ。
ここ数年、多分温暖化のせいかと思われるが、5月の連休辺りから夏のような気候に見舞われることが多くなってきていた。今年はそれがさらに早まった感があり、その変化の大きさに、今後の不安が拭いきれないのは事実だが、幸い、この国、この地域には、まだ四季らしき変化は残っているようである。
掲載の画像は、山の麓、妙琴ツツジ園の桜と、その道沿いに咲く三つ葉ツツジ。撮影したのは12日のことである。すでに3日経過してることと、昨日の雨ためその様相はかなり変わっていると思うが、春はこれからが本番、この時期ならではの華やかな自然の演出は理屈抜きで楽しみたいものである。
加速する地球の温暖化現象に伴い、温暖化効果ガス削減が一つのビジネスチャンスといわれ始めている昨今だが、経済発展と環境の維持、その双方を共に求めるのは少々虫が良い話しのように思える。そろそろ、今の経済主導型の社会の仕組みを見直す必要を感じるが、今まで、そのチャンスと見なされなかったためここまで遅れてしまった温暖化対策に、その環境維持を含めて、果たしてそれが我々人類とって実現可能な事なのか、未だ未知のままなのが実状といえる。
いくら使用を控えようとも、現時点では車も電気も不可欠。そんな、今の己の生活形態との矛盾をも感じながら、春の日差しの中で佇む私の頬を、山麓の風が優しく撫ぜていった。
コメント(6) “春爛漫”
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桜もつつじも綺麗ですね!
自然の色合いって素晴らしいと思います。
ぺんた>
これを撮影したのは日曜日。
そろそろ葉桜になっているかもしれませんね。
でも、八重桜はまだ蕾のものがありましたから、時間差でまだ楽しめるかもね。
今年はなんだかすべてが一斉に咲きすぎて目移りしてばかりですww
こちらもソメイヨシノなどは散り始めました。
後はギョイコウ(緑の桜)の開花を逃さないようにしないとw
纏>
おほほ、そちらも散り始めましたか。今年はなんかあっというまだったような気がしますよね。
おっギョイコウか!八重桜が咲きそろい始めているってことは、そろそろかな。開花を見逃しそうな予感の私です。(^^;
、
ミツバツツジも結構存在感のある花だけど、
これだけ群生しているとさらにキレイですね〜^^
こちらもすでに葉桜になり、緑の葉として別の美しさが
見ごろとなっていますw
来夢>
日曜日なので、今日、連れ合いと一緒にまた行ってみたのですが、この辺りではそろそろ山ツツジも咲き始めています。
桜は、枝垂桜など早く咲いたものはもう葉桜。でも、山桜の類や八重桜などがピークを迎えつつあるようでした。
花と新緑がなんとも良い雰囲気でしたわぁ♪