飯田城の紅梅 ’09
飯田地方、発達する低気圧の影響で、昨日の午後辺りから雨模様となった。夜半にはかなり風も強まり、さしずめ嵐といったところ。これも、春の持つ一面だが、年々その風の強さが増しているのは少々気になるところである。やはりこれも温暖化の影響ということか。
暖冬といわれた今季、気温が高かったためか、すでに3月の中旬にさしかかるが、あまり冬と春の境は感じられなかったというのが実感。福岡では、早々と桜の開花宣言が出されたようだが、2月の気温の高さが影響したらしく、例年と比べ13日ほど早いという話しだ。開花北上と共に、TVなどでは桜の話題で賑わうこととなるが、それとは別に、なんとなく人々の心自体が浮き足立ってくるのは、まだ残る春という季節の為せる業なのか。
我が地域の桜たちが、枝いっぱいの花で人々の心を奪うのはもう少し先となるが、一足先に満開の時を迎えつつある梅は今が見ごろ。街中の公園などでは、芳しい香りが行き交う人の鼻をくすぐっている。
掲載の写真は、動物園の入り口にある樹齢約260年と言われる紅梅である。開設時に、旧飯田藩士邸より移植されたということだが、コンクリートとアスファルトに囲まれ、横を車が行き交う今の環境が災いしてか、その衰えは年々加速されているように見える。それでも、老いさらばえた身体に鞭打つかのように、今年も必至で花を咲かせていた。
こうした老木でさえ元気に生育できる、そんな街の環境を望みたいが、現実の方向はかなり違うようである。年度末の今、予算を消化するかのように公共事業と思しき工事があちらこちらで始まっている。その良し悪しは別にしても、一時の喉を潤すために、一番大切なものを壊しかねない現状があることは、決して忘れたくはない。それは、我々一個人の生き方においても同じことなのだろう。
綺麗な紅梅ですね!
環境に負けず、来年も綺麗な花を咲かせてください(^^)
>ぺんた
老木ですからねぇ・・・、今の環境では・・・。
果たしていつ頃まで花を見せてくれるでしょうかねぇ。
支柱で支えられていますがね。
とってもかわいい梅ですね〜
私がいつも撮影している梅も老木ばかりです。
ぜひ来年も沢山咲いてほしいと願うばかりですね〜
>纏
本来梅の木というものは長生きなのでしょうか。
結構いろんなところに見事な老木は存在しているようですね。
枝ぶりも花自体も、若い木にはない味わいがありますよね。
こんばんは。
暖かくなったり寒くなったり、身体がついていかない今日この頃です。
赤い梅はきれいですね。
我が家の梅も咲いていますが、強風に飛ばされて少ししか残っていません。(´・ω・`)
まして白なのでイマイチ見栄えがしませんね。
植えてから数年しかたっていない若い木ですが、頑張って咲いています。
果たして今年は梅が成るかどうか・・・
>おくさま様
確かに今年は寒暖の差が激しいですよね。私も身体がついていきませんです。
この梅、数年前はもっと見事だったんですが、年々花芽が減ってきているのが気になります。
ご自宅に梅の木があるんですか。良いですねぇ。
私は梅酒・梅干しなど梅が大好きなので、ご自宅で梅が採れるというのはかなり羨ましいことですね。
立派な実が実ると良いですね。
樹齢260年とは…!
飯田の歴史を一番長く見てきた樹なのかな?
確かに昔ほど環境はよくありませんが、
それでもここまで立派に成長して花も見事に咲かせて、
まだまだ元気に見えます。
これからもきれいな花を咲かせ続けてほしいですね♪
>来夢ちゃん
この街、桜は樹齢300〜400年ほどの老木があるので、そちらの方が“歴史を知っている木”ということになるかしら。
この梅、そもそもここに移されたことが間違いだったのかもしれませんね。今の街の発展の動向から、多分この場所の環境が良くなことはないと思いますが、せめてきちんと手入れをして長生きさせて欲しいと思います。
ただ、木々にとって良くない環境ということは、人にとってもあまり良い環境とは言えないということも、考えていかなければいけないことでしょうね。