大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり) 撮影日:2009年1月17日 撮影:管理人大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり) 撮影日:2009年1月17日 撮影:管理人今日1月20日は二十四節気の1つ大寒。この日から立春までが寒(かん)の後半、寒中見舞いを出すのはこの期間となる。今日の飯田地方、異様に暖かかった昨日に比べればそれなりの寒さは感じるが、大寒というには程遠い感がある。このまま春に向かうとは思えないが、何となく3月頃の気候を思わせる。来週辺りからまた寒さが厳しくなるという話だが、暖かさに慣れてきている我が身体は、もう寒さは御免と言っているようである。
写真は、神社の近くの土手で見つけた犬の陰嚢(いぬのふぐり)。元来、春先にその訪れを告げるように咲き始めるという認識をしている。最近はその花の時期も区々の感があるが、今年は順当な咲き始めというところだろうか。不安定な気温の中で、芽吹いては枯れ、咲いては枯れと、野草たちの、生きるための挑戦が始まる頃でもある。
雪が少なく、日によっての寒暖の差が激しい今季。大寒を過ぎ、立春に向けて冬は最後の一山を迎える筈だが、今ひとつ季節の動きがつかめない我が身体。冬の最中に、一時緩んだ寒さの中で咲く小さな野草に、その逞しさを学びたいと思うこのごろである。