翡翠(かわせみ)との出会い
今年も残り一週間。ようやく慌しさが漂い始めた今日この頃である。暖かかった一昨日(22日)までとは打って変わり、昨日・今日と最低気温は久しぶりの氷点下。特に今朝はかなり冷え込んだ。この大きな寒暖の差に、我が身体はさすがに順応できないようだが、「冬は寒い方が相応しい」などと、ちょっと気取ってやせ我慢。
飯田市には、市街地を見下ろすように聳え立つ※風越山がある。その東側の麓にある「かざこしこどもの森公園」。上段には、陶芸などの体験工房を始めとしたいくつかの施設らしきものと、その中央付近には少々違和感を感じる遊園施設のようなものがある。周りの木々の間には遊歩道らしきものも設けられ、それなりに自然を感じられるようにはなっているが、元々ある自然を削ってまで作る観賞用の擬似自然と利用頻度不明の建物。これも、箱物公共事業に頼る風潮と資本主義経済が齎した弊害だろうか。
そんな公園の下段の駐車場の向こうには「おしぼら池」と称する、柵で囲まれたビオトープのようなものがある。元々はどんなものだったのか知らないが、案内板によれば作り直されたものとある。この日、朝から穏やかな好天気。その池の水面をかすめるように下降から青緑色をした小さな鳥が飛来したのが見えた。遠いためにはっきり見えないが、その色から翡翠(かわせみ)と思われる。餌になる魚か水中昆虫でもいるのだろう、じっとして動かない。早速カメラの電源を入れ、忍び足で近づいたがすぐに気づかれ逃げられてしまった。さすがに警戒心は強い。
こんな場所で翡翠(かわせみ)を見かけたことには少々驚いたが、後に調べたところでは、都市部にある公園の池などにも現われるとのこと。人の作ったものも利用して生きる野生動物の逞しさといったところだろうか。
今週はかなり冷え込むようである。暖房器に頼りつつも、未だ寒さへの気構えさえできていない己自身に苦笑しながら、翡翠(かわせみ)など野生動物に負けじと気張ってみたいものである。
※風越山
正式名称は「かざこしやま」という。昭和24年、2つの旧制女学校を統合して作られた県立の飯田風越高等学校(いいだふうえつこうとうがっこう)の呼び名が浸透したためか、地元では「ふうえつざん」と呼ぶことが多い。別名、権現山(ごんげんやま)
擬似自然と書いて自己満足と呼んでみたり。
>ちょっと気取ってやせ我慢
震えながら澄ましている姿が目に浮かんできますね(笑)
翡翠の背中側は見れました?
素晴らしく深い青は正に宝石!
>ぺんた
背中は見られなかった。
ってか、近づこうとしたら逃げちゃったんでね。
友人に借りているデジカメ(ズーム12倍)でやっとこさ撮れた一枚なのです。かなりボケちゃったけどね。
でも、いることは分かったんで、いつかもっと鮮明な写真をゲットしたいと思っております。
( ェ)!!!!!
翡翠 翡翠 ・・・・
ヒスイ と カワセミ って
同じ漢字なのね。ちとぶっくり。
セットの写真を見ると、風景もそうだけど
写しているセットの姿や
どう考えて撮っているかが判る気がしますな〜
>ドガ
そうなんですよね、同じ字なんですよね。
宝石のように綺麗な鳥なのでこの字が使われたそうですね。
あはは、やせたオジンがカメラを持って徘徊する姿ですか(^^;
私がカメラを持って徘徊するのは長くても一時間前後。短いときは30分にも満たない。しかも自然相手が多いため考えるには考えますが、なかなか思うように撮れませんわ(^^;
借りたカメラ、結構役に立ってます。
ちなみにわが家では、ドキャメラと呼んでおります。(^▽^笑)
こちらでは見かけませんが、話しによれば公園によく姿を現すそうですね。
それも毎回同じ木に止まって餌を狙うようです
>玉井人様
そうらしいですね、もっと人もいない自然の中にしかいない鳥かと思っていました。
へぇ、同じ木にですか、それじゃ、また同じ場所で見られるかな♪
今度はジャスピンで狙ってみようかしら。(^▽^笑)
カワセミと言えば、10年くらい前でしょうか・・・
自宅のすぐ近くで怪我をしているのを発見!
綺麗な鳥だなぁ・・・と思いながらも、名前を知らず・・・捕まえました。
(後で聞いたら「カワセミ」だったそうです。)
瓢湖で何とかしてくれるかと連れて行きましたが、対処できず、30kmくらい離れた「野鳥の里」みたいなところがあって、瓢湖の職員がそこへ連れて行ってくれましたが、結局は死んだそうです。
まだデジカメを持っていない頃で、写真はありません。
>おくさま様
へぇ〜、そんなことがあったのですか。
そのカワセミ可愛そうでしたね。
しかし、そちらでは野鳥の面倒を見てくれるところがあるのですね。
すごいですねぇ。
我が地域ではそういう施設は聞いたことがないです。
私が知らないだけかな?(^^;