トンネルを抜けるとこの中心部に出る 撮影日:2008年10月18日 撮影:管理人なぜかトンネルがある。 撮影日:2008年10月18日 撮影:管理人アスレチック?遊園地? 撮影日:2008年10月18日 撮影:管理人今年も残り一週間。ようやく慌しさが漂い始めた今日この頃である。暖かかった一昨日(22日)までとは打って変わり、昨日・今日と最低気温は久しぶりの氷点下。特に今朝はかなり冷え込んだ。この大きな寒暖の差に、我が身体はさすがに順応できないようだが、「冬は寒い方が相応しい」などと、ちょっと気取ってやせ我慢。
飯田市には、市街地を見下ろすように聳え立つ※風越山がある。その東側の麓にある「かざこしこどもの森公園」。上段には、陶芸などの体験工房を始めとしたいくつかの施設らしきものと、その中央付近には少々違和感を感じる遊園施設のようなものがある。周りの木々の間には遊歩道らしきものも設けられ、それなりに自然を感じられるようにはなっているが、元々ある自然を削ってまで作る観賞用の擬似自然と利用頻度不明の建物。これも、箱物公共事業に頼る風潮と資本主義経済が齎した弊害だろうか。
そんな公園の下段の駐車場の向こうには「おしぼら池」と称する、柵で囲まれたビオトープのようなものがある。おしぼら池の看板 撮影日:2008年10月18日 撮影:管理人元々はどんなものだったのか知らないが、案内板によれば作り直されたものとある。この日、朝から穏やかな好天気。その池の水面をかすめるように下降から青緑色をした小さな鳥が飛来したのが見えた。遠いためにはっきり見えないが、その色から翡翠(かわせみ)と思われる。餌になる魚か水中昆虫でもいるのだろう、じっとして動かない。早速カメラの電源を入れ、忍び足で近づいたがすぐに気づかれ逃げられてしまった。さすがに警戒心は強い。
こんな場所で翡翠(かわせみ)を見かけたことには少々驚いたが、後に調べたところでは、都市部にある公園の池などにも現われるとのこと。翡翠(かわせみ)?不鮮明なのはご容赦 撮影日:2008年12月12日 撮影:管理人おしぼら池(10月の撮影) 撮影日:2008年10月18日 撮影:管理人人の作ったものも利用して生きる野生動物の逞しさといったところだろうか。
今週はかなり冷え込むようである。暖房器に頼りつつも、未だ寒さへの気構えさえできていない己自身に苦笑しながら、翡翠(かわせみ)など野生動物に負けじと気張ってみたいものである。

※風越山
正式名称は「かざこしやま」という。昭和24年、2つの旧制女学校を統合して作られた県立の飯田風越高等学校(いいだふうえつこうとうがっこう)の呼び名が浸透したためか、地元では「ふうえつざん」と呼ぶことが多い。別名、権現山(ごんげんやま)