マイヒットカレンダー
12月。師走(しわす)と呼ばれる月に入り、すでに一週間が過ぎた。年が終わるまで残り一ヶ月を切ったことになるが、己の年齢も加味してか、一年の経過の早さに愕然とする。
次の年が気になり始めるこの時期、宣伝などの意味で配られるものも含めていろんなカレンダーが飛び交うようになる。つい数日前のことなるが、連れ合いが面白そうなカレンダーを買ってきた。
「このカレンダーはトイレに貼ってお使いください」と書かれたそのカレンダー、毎月、環境・社会・政治などの風刺とも言える言葉がイラストと一緒にかかれている。ブラックとして笑えるもの、納得させられるもの、考えさせられるものなど、私の中では久々のヒットカレンダーとなっている。
さて、その月別のお題はというと、1月「ブータン」、2月「変差値」、3月「なぜ?」、4月「野蛮国」、5月「政治家各位」、6月「サヨナラ」、7月「おぬしもワルよのう」、8月「匙(さじ)」、9月「Who?」、10月「1%」、11月「不思議な話」、12月「日本はどうですか?」となっている。
大国発の不況の嵐が世界を巻き込むのは現実のものとなりつつある今日、ヨーロッパなどではEUの環境優先の方向に異論を唱える国も出てきていると聞いている。実際、失業者が増えつつある現状に、経済の動向は無視できないのが実状だが、そんな時だからこそ、経済を含め、今まで人が作り上げてきた仕組みを根本から見なおす必要があるのではないのか。
我が国の政治の体たらくや、官僚機構の腐敗は固より、世界中で見えてくる経済の格差、社会の格差、戦争・紛争、そして自然と地球環境の悪化。
実際、個々人の意識だけで全てが解決されるとは思わないが、そこから始めなければ意味がないのも事実である。50年先、100年先を生きる子孫に、一体何を伝えられるか、何を残してやれるのか、今を生きる我々の責任はかなり重い気がしている。
年末に手に入れた、粋(いき)とも言える切り口を持ったカレンダーに、ふとそんなことを考えた12月の初旬である。
※なお、このカレンダー、ネットでも購入できる。
「1%あなたはその中にいますか」 2009年度カレンダー
正論過ぎて笑うしかない(笑)
>ぺんた
正直、笑えないものもありますがね。
これをカレンダーにするところが良いのでしょうね。
風水で有名なD某氏によれば「カレンダーをトイレに置くことは運気が下がる」と言っていましたが・・・風水なんてどこ吹く風ですね(^_^.)
面白いですねえ。そんなカレンダーが有るですね。
こんなカレンダーがあるんですね〜。
短い文ですがグサッとくるものがありますね。
とくに「Who?」。
行儀の悪い…確かにその通りかも。
食べ残しの第一位は結婚披露宴だそう。
なので昔ながらの折詰めが今後復活しそうだと
先日テレビでやっていました。
無駄にならなくていいし、待っている家族も
結構楽しみだったりしますよね?(^^;)
ところで1%ってどんな1%の中なんだろう?
>玉井人様
はは、風水ですか。
なるほど、トイレにカレンダーは運気が下がるのですね。覚えておきます。(^▽^笑)
なかなか面白いカレンダーですよね。「トイレに」というのは、「毎日見てくれ」という意味だと思いますが、できれば、この風刺に登場する方々に見て欲しいですね。(*^▽^*) ニョホホ
>来夢ちゃん
抜粋して写真を撮ったのですが、9月の「Who?」は、このサイトのスローライフ・スローフードの記事を書いた時の私の思いと重なってきます。
この先の食糧不足が怪訝され、一部でその現象が見え始めています。それでも、その供給のアンバランスは相も変わらずのようです。
我が国を始め、大量供給される国では食べ残される残飯は固より、まだ食べられるものまで廃棄しています。ちょっと恥ずかしいですよね。
あはは、そういえば子供の頃は結婚式などで親が持ち帰る折り詰めが楽しみでしたよね。そんなときくらいしか食べられないものがいっぱい。とっても豪華に見えましたよね。
「1%あなたはその中にいますか」の1%のことかしら?
えっと、カレンダーの中にはその説明はありませんでしたね。
私は、政治・社会・環境などを我が事のように考えている人の、この国のパーセンテージと勝手に解釈していますが、違うかしら?(^^;