桜並木の紅葉 撮影日:2008年11が5日 撮影:管理人桜並木の紅葉 撮影日:2008年11が5日 撮影:管理人11月も2週間以上が過ぎ、そろそろ冬の気配が見え隠れする頃となってきた。このところ、晴天が続くせいか穏やかで暖かな日々が続いているが、週末を過ぎる辺りから師走並みの気候になるという話だ。下がりつつある灯油価格の状況を横目で見ながら、出来る限りその使用を控えていた石油暖房機も、そろそろ本格的に使わざるを得ない時期が近づいてきたようである。
そんな秋の終わり、紅葉という形で、山の上から始まった季節の装いは、すでに里に降り、市街地でも晩秋の様相を漂わせている。
この街、再開発のためか年々木々が減りつつあることが気にかかるが、それでも、痩せた街路樹を始めとして、変わらずに残る領域の木々たちは、色付いた葉を落とし始め、秋の終わりと、近づきつつある冬の存在を教えている。もう初冬と呼ぶべきなのだろう。公園の山茶花(さざんか) 撮影日:2008年11月5日 撮影:管理人公園の山茶花(さざんか) 撮影日:2008年11月5日 撮影:管理人
掲載の写真は今月5日に撮影のもの。1枚目と2枚目は市街地から北東に伸びる桜並木の紅葉。3枚目と4枚目は今まで何度か載せたことのある公園の山茶花(さざんか)である。変わる気候に、やや元気の無さが気になるが、どうやら今年も花を咲かせたようだ。街中といえど、やはり木々が見えるのは嬉しいものである。
そんな寒い冬が近づく中、大国発のマネー危機による実体経済への影響を免れそうも無い現状に、こうした地方都市の今後が気になるところ。減りつつある人口と増える高齢者、そして急変する気候を考えた時、都会に追いつけ追い越せとばかり、相も変わらずコンクリートジャングルの領域を増やし、郊外へ大きな道路を作り続けている今の我が市の方針は、どうしても釈然としないというのが正直な気持ちだろうか。
そんな地方状況に、肝心の国の動きといえば、迫る総選挙を意識したのか、新総理の打ち出した総額二兆円の「給付金」が世を騒がせている。「そもそも国民から出ている税金だ、給付金ではなく還付金にしろ!」などという声がちらほら聞こえて来てはいるが、どちらでも同じこと、もっと有意義な使いみちはいくらでもあるはずである。
医師不足による医療問題の対策、介護サービスへの支援、自給率と直結する農業・漁業など一次産業への対策、正規雇用を生み出すための支援とその方策など、素人の私ですら見えるものがある。
正直、我々国民も舐められたものと痛感せざるを得ないが、そんな政治屋たちをのさばらせてしまった責任は、私を含め、有権者個人個人にあるのも紛れもない事実である。
そう思いつつも、「到底政策とは呼べないものだが、頂けるものは頂きます♪」という人も結構多いのではないだろうか。TVにそのニュースが流れた時、「総理、毎月ですかぁ~?」と叫んだ我が連れ合いに、「ヤマダくーん、座布団三枚あげてくれ!」と言いたくなった私である。