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◆犬の陰嚢(いぬのふぐり)その2 | 投稿日:2006/03/03 | | | 3月に入り、また寒さが戻ってきているようである。天気予報などでは“寒の戻り”と報じていたが、この“寒の戻り”を辞書で調べてみると「晩春のころ、一時的に寒さがぶり返すこと」とある。今は3月の始め、晩春とは言いがたい。やはり季節の“ずれ”は確かなようである。 写真は“大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)”。明治時代に入ってきた帰化植物ということだが、今やどこでも見られるゴマノハグサ科クワガタソウ属の二年草。 この仲間には“立犬の陰嚢(たちいぬのふぐり)”、“小米犬の陰嚢(こごめいぬのふぐり)”などがあるが、みな外来種。在来種である“犬の陰嚢(いぬのふぐり)”は、寂しいことだが今はほとんど見られないという。 それでも春を告げる野草の花は心を和ませてくれる。冬の到来が早かった今季、気候の変化を気にしながらも、見つけたその小さな花に、早めの春を待ちわびる自分がいた。
◆ ◆ ◆ 撮影日:2月の終わり 撮影・コメント:管理人 | | |
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バーチャルタウンいいだ事務局
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