鵯上戸(ひよどりじょうご) 撮影日:2006年9月10日 撮影:管理人鵯上戸(ひよどりじょうご) 撮影日:2006年9月10日 撮影:管理人鵯上戸(ひよどりじょうご) 撮影日:2006年9月10日 撮影:管理人市街地などの写真を含めて、終了している“今日の一枚”開設時から撮り始めてそろそろ3年が経過するこの地の野草たち。まだまだ知らないものは結構ある。
今回掲載するのは“鵯上戸(ひよどりじょうご)”。昨年も撮影したがその名が分からないのもあって掲載を見送っていた。今年、同じ場所で花を咲かせているのを見かけ、また撮影となった。
花の後に緑色の実が付くが、やがて赤く熟しそれを鵯(ひよどり)が好んで食べるためその名が付いたということだ。だが、実にはソラニンという神経毒が含まれているらしく、果たしてそれを好んで食べるのだろうかという疑問は残る。その神経毒のために食べた後、酒に酔ったような状態になり、後ろの“上戸(じょうご)”が付いたという説もあるようだが、その真相は分からない。
しかし、それが本当ならばその酔っ払った鵯(ひよどり)を見てみたい気分になってくるのは、やはり人情だろうか。
9月もそろそろ中旬。朝晩の気温も低くなり夏の終わりを強く感じるようになってきた。その夏の終わりと重なるように我が国の首相の任期が終わる。TVニュースでは次の与党の党首、いわゆる次期首相の候補のことでやたら騒がしい。
元より我々国民は手が出せないことだが、国の方向を左右する意味で気になるのは確かである。その顔ぶれと政策、“鵯上戸(ひよどりじょうご)の実”でも食べなければ見られない聞かれないなどという現状は別にしてだが。
鵯上戸(ひよどりじょうご)、明るい林や山道などでよく見られるナス科ナス属の蔓性多年草である。