8月もすでに後半に入るがまだまだ残暑厳しい日々が続いている。
それでも日中35℃を上回ることは少なくなり、まるで温暖化によって加熱されたような今年の夏もそろそろ終わりに近づきつつあるようだ。だが、日々出される予報とは裏腹に降雨の確率が低いのがかなり気になるところ、やはり作物などへの影響が心配になる。
写真は藪蘭(やぶらん)。今月の初旬に載せた姫藪蘭(ひめやぶらん)と同じ仲間のユリ科ヤブラン属の多年草となる。別名を山菅(やますげ)といい、古くから歌に詠まれていたようである。
「ぬばたまの 黒髪山(くろかみやま)の山菅(やますげ)に 小雨零(ふ)りしき しくしく思ほゆ」柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)万葉集。
園芸用として品種改良されたのか、斑入りの葉を持つものがあるようで、庭園の木々の根元などに植えられることが多いと聞く。自生するものはその名の通り藪の中に咲き、あまり目立つことはない。そのためだろうか、花言葉は謙遜(けんそん)である。
その、死語となりつつある花言葉に、遠い昔の人々の暮しに想いを馳せながら、続く暑さの中で秋の到来を待つことにする。
コメント(2) “藪蘭(やぶらん)”
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蘭と言っても花は蘭ぽくないのね〜
十分目立ちそうだけどそうでもないのかしら?
謙遜は全然死語じゃないよ。
若い子はなかなか使わないけどある程度年を重ねたら言葉自体は使わなくても近所などとの付き合いなどから謙遜すると言うことを自然に覚えていくもんだよ。
(。・ω・)(。-ω-)ぅんぅん
秋の声が聞こえてきましたよ〜^^
姫藪蘭(ひめやぶらん)と同じで蘭の仲間じゃないよ、これ。
自生のものはあまり目立たないようだよ。咲く場所は日陰の藪の中で、今回見つけるのに苦労しました。昨年見つけたところにはなかったしね。もっとも園芸用のものは目立つようだね。植える場所によるのかな?
昨今の世の中を見てみると完全に欠落してきているように感じるが、そかそか♪死語になってないか♪それを聞いてちょっと安心いたしましたよ。
いよいよ秋が近づきつつあるようだね。でもまだ暑いわぁ。