市街地再開発 撮影日:2006年8月15日 撮影:管理人風越山(ふうえつざん) 撮影日:2006年8月15日 撮影:管理人この山、正式名称を「風越山(かざこしやま)」という。だが、地元高校の持つ名前のせいもあるのか、私を含め地元では「ふうえつざん」と呼ぶことが多い。
山頂近くには、718年(養老2年)に加賀国の白山霊場を開いた泰澄(たいちょう)によって開山されたという“白山社奥社”がある。そこに奉られている“白山妙理大権現”から、この山は「権現山(ごんげんやま)」と呼ばれていた。私自身子どもの頃にはそう呼んでいたのを覚えている。
標高1535m、山としてはやや低いが、その雄々しさゆえか、昔から皆に親しまれてきた山である。
異常気象が続く今日、こうした山の持つの自然の力は益々必要になってくる。そんな中、再開発と称する、麓を含めた市街地などの開発の動きが少々気になる昨今。元より自然が豊富な地である、それを壊すことなくこの地ならでは発展のさせ方はあるはずと思えるのだが。
山頂の“白山妙理大権現”はそんな下界の動きを愚かなことと見ているのだろう。