姫藪蘭(ひめやぶらん) 撮影日:2006年8月1日 撮影者:管理人姫藪蘭(ひめやぶらん) 撮影日:2006年8月1日 撮影者:管理人昨日、8月8日は今年の立秋となる。暦上ではこの日から秋に入ることになるが、実際には残暑が厳しく一年で最も暑い時期になる。この立秋までに梅雨明けが認められない場合、その年は“梅雨明けなし”とされるようである。
例年より梅雨明けが遅かった今季、夏の声と共に立秋が来てしまった感がある。それでもこれを境に人々から出される暑さの見舞い状は、“暑中見舞い”から“残暑見舞い”に変わることになる。
写真の野草は姫藪蘭(ひめやぶらん)。この時期、蛇の鬚(じゃのひげ)とよく似た葉の間に薄紫色の小さな花を付ける。蘭(らん)の名を持つがユリ科ヤブラン属の多年草である。
秋が短く、冬の到来が早かった去年だったが、夏の終わりから秋に向かって本格的な収穫時期を迎える日本列島、その変動は大きな意味を持っている。
立秋を過ぎまだまだ残暑の続く中、今年はどんな秋が廻ってくるのか、やはり気になるのが正直なところである。