合歓木(ねむのき) 撮影日:2006年7月30日 撮影者:管理人合歓木(ねむのき) 撮影日:2006年7月30日 撮影者:管理人これも温暖化の影響なのだろうか、連日35℃を越える猛暑が続いている。
写真は合歓木(ねむのき)である。夜になるとゆっくりと自分で葉を閉じ、それがまるで眠るように見えるため「眠りの木」となり、それがやがて「ねむの木」に変化したと聞く。漢字では「合歓木」と書くが、これは中国名のようである。
本日、我が県の知事選があった。前回を下回る投票率もあってか、組織票に頼る新人の当選が確実になったようである。政治的な要素に触れるつもりはないが、自然や山の森林を守る重要性を訴え続け、高齢化社会に対してもその道筋をきちんと示していた現知事が降板となるのは非常に残念である。
実際、高齢化が進み経済格差が広がりを見せている現状と、温暖化の影響が大きくなり、自然や山の持つ力が益々必要とされている昨今、新知事には現知事のやり残した課題を是非進めていって欲しいと願うだけである。
目を閉じて待っているだけでは現状は後退してしまう。夜眠るがごとく葉を閉じる合歓木(ねむのき)が昼はきちんと葉を開くように、この伊那の盆地に吹く風が淀まずにさわやかに吹き抜けるためにも、自治のあり方を含め、地域の現状と変貌、周りを取り巻く自然の変化など、目の前の経済の浮き沈みに一喜一憂せずに、しっかりと目を開き長いスパンで見ていきたいものだ。
さすればおのずとその道も為すべきことも見えてくるはずである。それはどこの地域でも、国に対しても全く同じことだろう。