雪ノ下(ゆきのした)雪ノ下(ゆきのした)5月から7月頃にかけて白い花をつける雪ノ下(ゆきのした)。
名の由来は、雪ノ下でも枯れない、雪のような白い花が覆いその下に緑の葉を広げる、2枚の長い花弁が舌のように見え「雪の舌」が変じた、など、諸説諸々あるようだがその真はわからない。
薬効成分があり、民間薬として利用されることは結構有名で、その効能は、中耳炎(ちゅうじえん)、腫れ物、霜焼け、皹(ひび)、引き付け、痔(ぢ)、浮腫(ふしゅ)、水腫(すいしゅ)、癲癇(てんかん)など、かなり多い。また、漢方では虎耳草(こじそう)と呼ぶようだ。
雪ノ下(ゆきのした)この野草、一年中いつでも採れるということで山菜として珍重されているらしく、塩茹でにした上で、辛子和えや胡麻和え、汁の具や煮物などにするようである。また、低温で揚げて天ぷらにしてもなかなかの味と聞く。
7月になり、そろそろ日本列島の梅雨も明ける頃と思うが、南の海には台風3号が日本列島に向かいつつあるようだ。今年、その数の少なさにやや安堵していたが、温暖化によりその数は減り強大化すると聞く。夏からの本格的な台風シーズンに向けて、今年も不安は拭えないのが正直なところである。
この雪ノ下(ゆきのした)の花が終わる頃、日本列島も本格的な夏を迎えることとなる。