2012年賀災い多き2011年が去り、2012年が始まった。
3月11日、東北を襲った大きな地震と津波。自然の持つ計り知れない力を目の当たりにして、成す術もなかった。そして、その惨劇に追い討ちをかけたのが原発の存在である。
天災と人災。戦後、便利さと豊かさを求め突き進んできたこの国。その結果なのか、自然も人の生きるサイクルさえも蔑ろにするように、増殖を続ける経済重視の社会システムは、エネルギーを無駄にバカ食いしながら、さらなるエネルギーを求めてきた。そんな状況と、中枢部に蠢く諸々の思惑が重り、電力需要を賄う名目の元、唯一の被曝国が原子力に手を染めることになった。気が付けば、この国の海岸沿いは原発が乱立している。
「こんな国に誰がした」と言いたいところだが、我々個人個人の日々の暮らしがその一因になっているのは確かだろう。オール電化と言わないまでも、電気の占める割合はかなり多いのが実状だ。その全てを放棄しろとはいえないが、もう一度個人の暮らしぶり、いや、生き方そのものを見直してみる必要はあるのだろう。
さて、久しぶりのブログ更新である、年頭から訳の分からぬ理屈を並べるのはこの位にするが、「冷温停止」などと現状も意味も分からぬまま、そんな宣言をしてしまう愚かな税金食い虫たちを野放しにしてしまった個人の責任を、己自らにも感じつつ今後の動向を見守りたい。
「人は学習する動物、学習できる動物」。せめてそう思える自分、地域、国、そして世界でありたい。

2012年辰年、新年あけましておめでとうございます。
この年が全ての人により良い年でありますように、心からそれを願いながら今年最初のブログ投稿。

本年もよろしくお願いいたします。