玉紫陽花(たまあじさい)
気が付けば8月も早15日が過ぎてしまった。前回の投稿からこれだけ間があくとさすがに内容に苦労する。汗ばむ夏の気候の中、久々にブログ「盆地に吹く風」の更新となる。
夏。この暑い最中に花開く玉紫陽花(たまあじさい)。蕾が球状であることから付いた名前らしいが、花開けば額紫陽花(がくあじさい)とよく似た形が現われる。他の紫陽花(あじさい)同様にユキノシタ科アジサイ属の多年草である。
そんな暑い夏に毎年訪れるのが終戦記念日。今から64年前の今日は、この国の軍の戦争当事者である昭和天皇が戦争の終結を国民に告げた日である。TVなどで、当日の式典は固より、その戦争をテーマした番組が恒例のように流されるこの時期。戦争は知らずとも、この日の意味することは誰しも知り得るはず。
今日の某新聞の社説に、被爆地の某大学のある機関が、昨年、同大の学生を対象に行なった調査で「終戦の日」がいつなのか正しく答えられたのは33%強だったと載せていた。
あの時、何故戦争に突き進んでいったのか。何故それを止められなかったのか。正面から向き合えないまま徐々に薄れていくのだろうか。悲惨な犠牲者の面と、それに隠れて見落としがちな残酷な加害者の面。国として、社会として、一人の人間として、この国に生きる全ての人が認識することが必要に思える。
私自身も戦後の生まれである。その戦争自体は知る由もないが、昭和を生きたひとりとして、20世紀を知る一人として、いつも心に問いかけている。
玉紫陽花(たまあじさい)の画像を載せながらそんなことを思う暑い日差しの盆の一日。今年、今日になりやっと梅を干すことができた。
終戦を知らせる昭和天皇の放送音源を聞いたことがありますが
どんな思いであれを聞いたのだろうなと思うと重く重く響く声でした
セットさんお誕生日おめでとうございます
今年も一年良いことが訪れますように
紫の玉紫陽花きれいですね〜^^
最初見たとき、葉は紫陽花なのにこの玉になっているのは何?
と不思議に思った記憶がありますw
今年は息子が宿題の調べ学習で戦争についてまとめることになっています。
改めて私もいろいろ考えさせられました。
本当にもう2度と戦争が起きないことを願って…。
ミニケロ>
何故戦争に突き進んでいったのか。何故それを止められなかったのか。
経済失速を言い訳に、武器輸出三原則が、被爆国であるにもかかわらず非核三原則が風前の灯となっている今。平和を守るという大義名分を振りかざしながら、いつでも戦争ができる国へと変貌しつつある今。真剣に正面からとらえて考えなければならないことなのでしょう。
>お誕生日おめでとうございます
あはは、ありがとうござリンス♪
そういう君も私と同じ誕生日だったはずだよね。
んじゃ、私の方からも♪
ミニケロ君、誕生日おめでとうございます♪
一緒に祝おうよ♪(^▽^笑)
来夢ちゃん>
夏に咲くアジサイですね♪
咲き始めはきれいなんですがねぇ・・・。(^^;
戦争を知らない世代も3世代目には入りますよね。後世にあの戦争をどう伝えられるか、戦争体験者がまだ存在している今、今を生きる我々の役割はかなり大きいように思います。
セットさん、こんばんは。
アジサイはもうとっくに終わったと思っていましたが、まだ咲いている種類があるのですね。
初めて見たような気がします。
戦争・・・罪も無い人たちが殺されるのは嫌!
絶対にあってはならないことです。
しかし、世界のどこかには必ずやっているんですよね・・・
悲しいことです。
おくさま様>
夏咲く紫陽花もあるみたいですね。
わたしも、この紫陽花は、山の麓以外では見たことがありません。
誰しも戦争はやりたくないと思っていると思います。でも、経済の落ち込み・宗教の問題・人種の問題等など。世界中、その火種となり得る要素はいっぱいあります。
その全てを解決させるのは長い時間と全ての人々の意識の向上が必要となるでしょう。
ずっと平和を推進してきたはずと思っていた我が国。気が付けば自衛隊が武器を所有して国の外に出ていくようになってしまいました。
せめて私たちは、あの悲惨の戦争に向かったわけ、戦争反対さえも言えなくなった風潮が出来てしまったそのわけを、真正面から向き合い真剣に考える必要があるでしょうね。
すでにその頃のような危険な体制とその風潮は出来あがりつつあります。