6月21日は夏至である。
二十四節気のひとつとされ、北半球では一年の中で昼間の時間が一番長い日となる。
「夏に至る」と書くこの夏至だが、日本列島のほとんどは梅雨の真っ只中、長い昼間の割に日照時間が短いこととなる。
写真は吸葛(すいかずら)である。5月の終わり頃から6月の終わり頃まで見られるが、咲き初めの白から日が経つにつれ黄色に変わってくる。そのため、“金銀花”とも呼ばれるようだが、葉を落とさず常緑のまま冬を耐えることから“忍冬(にんどう)”の別名も持っている。
この吸葛(すいかずら)という名、花の管状になった細い部分から甘い蜜を吸ったことから付いたということだが、子供の頃、蓮華(れんげ)や赤詰草(あかつめぐさ)などの花を抜き、その蜜を吸ったことが思い出される。
いよいよ沖縄辺りでは梅雨が明けたようである。そろそろ日本の梅雨も末期に入るが、昨今の豪雨をはじめ、これから夏・秋とどんな気候になるのか、やや気になるところだ。
この別名の忍冬(にんどう)ではないが、人間も変わる自然環境に耐え忍びそれに対しての適切な対応が必要になるだろう。ただ、個人も社会も自然と乖離してしまった我々に、その力が残っていればの話だが。
コメント(2) “吸葛(すいかずら)”
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こんにちは〜♪
やっと復旧したわ。良かった〜!
梅雨真盛りですね。庭の球根を掘りあげ作業中、雨が降ってきてしまい作業中止です。この季節は、予定通りはなかなか難しい(ーー;)
スイカズラ、いい香りがするので見渡すと、近くの藪に絡みつくように咲いてたりしてその存在を確認したりします。昔の子供達は自然を相手に色々楽しみを見つけ、成長していったものですね。
スイカズラの蜜や桑の実を口にした思い出は誰にでもあることでしょう。
忍冬という名前、いかにも日本的な感じだな〜!って思います。英名ではハニーサックル。。。これもいかにもって感じですね(^^♪
咲き初めが白くて次第に黄色に変わるので「金銀花」という言い方もされてるようですね。
わわ!15時に復旧したばかりでっせ!
お早いコメントありがとさぁ〜ん♪(^▽^笑)
そうですね、梅雨真っ盛り、そろそろ末期かな。
ほぉ球根って何の球根かしら?作業中に雨は困りますよね。中途で止めると結構気がかりだしね。
スイカズラって咲いている風体は結構騒々しいですよね。アップで見るとそれなりに面白いんですけど。(^^;
え〜我が地域の方言で騒々しく散らかっていることを、「らんごく」と申します。漢字は分かりませんが。
ということでその方言を使って言いますと、「スイカズラって咲いている風体は結構らんごくですよね。」となります。(^▽^笑)
あはは、英名までは気がつかなかったなァ(^▽^笑)
日本の野草の名前って面白いですよね。その見た目から来たものから人の願望みたいなものが入ったものまでいろいろ♪
それだけ野草が身近なものだったってことかな。