小紫陽花(こあじさい)小紫陽花(こあじさい)梅雨の代表的な花といえば紫陽花(あじさい)が頭に浮かぶ。
写真は小紫陽花(こあじさい)である。5月の終わり頃から見られ、他の紫陽花(あじさい)より一足早く開花するようだが、林の中などの日陰に生えていることが多く、装飾花と呼ばれる“ガク”はないのが特徴。その花自体は派手さはなくおとなしいが、それでも群生したところはなかなか見事である。
6月も中旬を過ぎ、やや梅雨らしい天候が戻っているように思うが、全体の雨量はやはり少な目に感じられる。今後は、梅雨末期特有の集中豪雨が心配になるところだが、年々その激しさが増しているのは確実といわざるを得ないようだ。
廻り来る季節と変わらぬ野草に、まだ残る自然とその環境を感じることができるが、四季と共にその危うさが見え始めているのは確かである。
山の麓では、そろそろ小紫陽花(こあじさい)の時期も終わり、山紫陽花(やまあじさい)などが咲き始める頃となる。