ようやく春と呼べる気候になりつつあるのか、朝晩の寒さも緩み暖かさを感じるようになってきた。
今日、3月5日は啓蟄(けいちつ)。大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころとされる。野も山も人里も、草や木々たちは芽吹き始め、それに合わせて虫たちも活動を始める時である。
写真は、日曜日、久々に訪れた山の麓で見つけた天道虫(てんとうむし)。ナナホシテントウだ。暖かくなったことがよほど嬉しいのか、ちょこまかとやたら忙しなく動いている。虫眼鏡マクロで狙うには少々難があったが、ブレ、ピンボケと失敗しつつなんとか撮れた一枚である。
何年か前、彼らが地上に出てくる時期が遅れ、アブラムシによる作物などの被害が増えたことがあるが、農園を営む知人の話では、越冬するアブラムシは増えているという。その天敵とも言えるこの天道虫(てんとうむし)たち、今年の時期と数はどうなのだろう。一度崩れるとなかなか元には戻らないのが自然のバランス、やはり気になるのは確かである。
ともあれ、見かけた天道虫(てんとうむし)にやっと感じた春の訪れ。まだ多少の寒の戻りはあるにせよ、このまま緩やかに春に向かうことを祈りつつ、我が目を避けるように葉の隙間に入り込む、その春の虫を見送った。
コメント(6) “春の虫”
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昔から天道虫と言えばナナホシテントウが有名ですね。
アブラムシ退治に頑張って欲しい。
>ぺんた
本文にも書きましたが、多分温暖化のせいかと思いますが、越冬するアブラムシが増えているとのこと。生物同士の均衡がこれ以上崩れないことを祈ります。
ナナホシテントウは良い天道虫、ニジュウヤホシテントウは悪い天道虫と昔から言われました。人の勝手で判断されたことだけど、やっぱりナナホシテントウにはエールを送りたくなっちゃうよね。(^▽^笑)
はやいね〜
もうでてきているんだあ
こっちはまだまださむい・・・
今日も私が仕事が終わって帰る頃を見計らったようにアラレが降ってくるし・・・
春がまちどうしいよ〜
>纏
この日は3匹くらい見かけましたわ。暖かかったからね、日曜日は。
でも、今日はまた寒くなってる。明日の朝は結構冷えそうです。
暖かさを感じたあとの寒さは応えます。
早いですね。もう天道虫ですか。
でも、春は着実に近づいているようで・・・
今朝、ふきのとうを見つけました。
よそのだから採れませんけどね^^
午後から時折雪が舞っていました。
まだまだ寒い!
>おくさま様
ほぉ、フキノトウですか。私はフキノトウは大好きなのです。あの苦味がたまりません。(⌒┐⌒) じゅる
2月がかなり寒かったので心配していましたが、どうやら一気に暖かくなるような感じですね。桜の開花も、例年通りかやや早めとか言ってましたわ。