神社の境内から 撮影日:2007年11月15日 撮影:管理人白山神社のイチョウの木 撮影日:2007年11月15日 撮影:管理人11月も中旬を過ぎ、このところの朝晩の冷え込み方に、例年より寒い冬の到来が予感されるが、そんな中、今年の紅葉もそろそろピークを迎える。
写真は、白山神社※のイチョウの木である。この時期、見事に彩られ遠方からも一際目立つ存在となるが、どうやら雌株らしく、毎年沢山の銀杏(ぎんなん)を付ける。時折、落ちた銀杏(ぎんなん)を拾いに来ている人もいるようだが、まだ少し早いのだろうか、地面に落ちている実も少なく、人影はなかった。枝いっぱいの銀杏の実 撮影日:2007年11月15日 撮影:管理人
イチョウは、イチョウ科イチョウ属の落葉高木で、中国南東部原産の裸子植物である。漢字では「銀杏」、「鴨脚樹」、「公孫樹」などと書かれるようだが、実を銀杏(ぎんなん)と呼ぶことから、やはり「銀杏」が一般的だろうか。ちなみに、「鴨脚樹」は葉の形が鴨の水掻きに似ることから、「公孫樹」は孫の代にならないと実をつけない樹木の意、ということらしい。
今朝(19日)、飯田地方の最低気温は今季初めての氷点下となった。まるで、一気に冬の領域に足を踏み入れたような感じだが、通常ならば、落葉樹たちが葉を全て落とし終わった後、本格的な冬へと向かう。この11月の氷点下という急激な冷え込みに、木々たちもかなり慌てているのではなかろうか。葉を落としきれない木々が増えることを危惧しながら、急激な寒さに対応しきれない己の身体に、ふとそんなことを思うこの頃である。

※白山神社:白山社の里宮。飯田市にある風越山(ふうえつざん)山頂に白山社奥宮がある。