金木犀(きんもくせい) 撮影日:2007年10月10日 撮影:管理人金木犀(きんもくせい)の通り 撮影日:2007年10月10日 撮影:管理人今週に入り、日中でも20℃を下回るようになってきた。今日は午後から雨となり、最高気温も15℃前後とかなり肌寒い。予報では来週辺りから穏やかな日が続くということだが、昨今の予報の確率から、たぶんそれも当てにはならないだろう。
写真は市街地の金木犀(きんもくせい)。昭和22年の4月20日、飯田市街地を襲った「飯田の大火」。その教訓を元に、防火帯として作られた“並木通り”と呼ばれる通りに植えられているものである。金木犀(きんもくせい) 撮影日:2007年10月10日 撮影:管理人
最近の、続く気候変動のせいなのか、やや咲く時期の遅れが目立ち始めたが、それでも今年も開花の時期を迎え、あの独特な香りがオレンジ色の花と一緒に、行き交う人の少ない通りを飾り付けている。
その先に見える、再開発という名の元に最近建てられたやや大きめの建物は、いまだに活気が戻らぬ街中、人口は減少の一途、その上、暮しと経済が乖離しつつある昨今の社会にあっては、もはや愚かさの象徴としか言いようがないが、そんな街中にも、金木犀(きんもくせい)の強い香りと共に秋は廻って来たようである。