朝夕の寒さが気になり始めたここ数日だが、それでも例年よりまだ気温は高目ということである。しかし、夏の暑さとの温度差のせいなのか、夜ともなると暖房が欲しくなってくる。
吹く風は哀愁にも似た物悲しさを漂いさせ始め、そろそろ本格的な秋の様相が色濃くなってきているこの頃である。
写真は白膠木(ぬるで)。その実である。葡萄の房のように垂れ下がり、その実一つ一つ、まるで砂糖でコーティングでもしたように白いものが覆っている。リンゴ酸カルシウムの結晶ということだ。口に含むと塩っぱいらしい。
ただ、漆(うるし)ほどではないが、希(まれ)に気触れる(かぶれる)人がいるようだ。実際に口に入れるのは、それなりの注意が必要となる。野鳥たちはこれを好んで食べるということだが、多分彼らのミネラル補給源となっているのだろう。
この白膠木(ぬるで)、毎年いち早く秋の彩りを見せてくれるが、今年、まだ青いその葉が色付くにはもう少し時間が要るようである。なお、4枚目は8月中旬撮影の花。
経済を含み、不穏と不確かさが際立つ社会となりつつある昨今、せめて四季のある穏やかな自然に包まれていたいものだが、目立ち始めた気候の異変に、こちらもやや不安な気持ちでその移り変わりを見守ることになりそうである。
コメント(5) “白膠木(ぬるで)”
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>白膠木(ぬるで)
初めて聞く名前です。
リンゴ酸カルシウムの結晶なんて珍しいですね。
漆の様に被れるって怖すぎですw
名前は知っていましたが実物を見るのは初めて!
カルシウムの結晶が出来るなんておもしろいね〜
ほんと砂糖みたい!
遠目から見ると白藤みたいだし。
しかしこれかぶれるのかあ。。。
口に入れてかぶれたら大変なことになるよね〜
(ーー;).。oO(想像中)
こわい・・・・・
>ぺんた
これ、漆と同じ仲間です。
漆みたいに、あまりかぶれることはないようですが、希にかぶれる人がいると聞いています。
私は昔から漆でもかぶれたことがなかったのですが、さすがに試す勇気はなかったです。(^^;
>纏
面白いよね。最初なんだろう?って思いましたわ。
上にも書きましたが、漆のようにかぶれることは少ないようですが、希に症状が出る人がいるようなので、見つけても試さないようにね。
まっ、大半の人は大丈夫らしいけど・・・。
「ハイキングの途中に舐めて見るとどんな味かわかります」と書いてあるサイトもあったのですが、かぶれに弱い人は止めた方が無難でしょうね。(^^;
早くも雪?とか思ってしまいました〜。
カルシウムの結晶だったんですね。
ほんと、見た目は砂糖っぽいけど食べたらしょっぱいという
ギャップが面白そうw
どんな味か興味はあるけどかぶれるが怖いので、
もし見かけても食べないでおこうかな(^^;)
あはは、雪ではあ〜りません。(^^;
なんとも奇妙なものですね。白膠木(ぬるで)自体はよく目にしていたのですが、紅葉もしていないこの時期はあまり気に留めていませんでした。
味は私もちょっと興味があるのですが、最近、年齢のせいか皮膚などの抵抗力が極端に減ってきた感があるので、試す勇気がありませんでした。(^^;