白膠木(ぬるで) 撮影日:2007年10月7日 撮影:管理人白膠木(ぬるで) 撮影日:2007年10月7日 撮影:管理人朝夕の寒さが気になり始めたここ数日だが、それでも例年よりまだ気温は高目ということである。しかし、夏の暑さとの温度差のせいなのか、夜ともなると暖房が欲しくなってくる。
吹く風は哀愁にも似た物悲しさを漂いさせ始め、そろそろ本格的な秋の様相が色濃くなってきているこの頃である。
白膠木(ぬるで) 撮影日:2007年10月7日 撮影:管理人写真は白膠木(ぬるで)。その実である。葡萄の房のように垂れ下がり、その実一つ一つ、まるで砂糖でコーティングでもしたように白いものが覆っている。リンゴ酸カルシウムの結晶ということだ。口に含むと塩っぱいらしい。
ただ、漆(うるし)ほどではないが、希(まれ)に気触れる(かぶれる)人がいるようだ。実際に口に入れるのは、それなりの注意が必要となる。野鳥たちはこれを好んで食べるということだが、多分彼らのミネラル補給源となっているのだろう。白膠木(ぬるで)の花 撮影日:2007年8月19日 撮影:管理人
この白膠木(ぬるで)、毎年いち早く秋の彩りを見せてくれるが、今年、まだ青いその葉が色付くにはもう少し時間が要るようである。なお、4枚目は8月中旬撮影の花。
経済を含み、不穏と不確かさが際立つ社会となりつつある昨今、せめて四季のある穏やかな自然に包まれていたいものだが、目立ち始めた気候の異変に、こちらもやや不安な気持ちでその移り変わりを見守ることになりそうである。