紅葉苺(もみじいちご)紅葉苺(もみじいちご)紅葉苺(もみじいちご)6月も1週間が過ぎ、そろそろ梅雨の気配が漂う気候になってきた。この時期、山の麓では数々の植物たちが結実の頃を迎える。
写真は、紅葉苺(もみじいちご)。葉がモミジに似ることからその名が付いたとされるが、別名の黄苺(きいちご)の名の通りオレンジ色の実を付けはじめている。その味は、野性味あふれる中に木苺特有の酸味と甘味が口の中に広がり、そのままでも以外に違和感なく食べられるようだ。
春とは違い、力強い葉の色と人を誘うかのような木の実の存在に、植物たちの持つ強かさのようなものが感じ取れる。
そんな山の麓の様相に、まだ残る自然の逞しさを感じて安堵したのは確かである。
なお、一枚目の“花”は4月撮影のもの。