~『わが街飯田市を見下ろすように聳え立つ風越山(ふうえつざん)。718年(養老2年)に泰澄(たいちょう)により開山され、山頂近くに“白山社奥社”、山の麓に“元山白山神社”がある。その奥社に奉られた“白山妙理大権現”から、山を権現山(ごんげんやま)、麓の神社の森を権現堂(ごんげんどう)と呼ぶようになった。毎年敬老の日は、この権現堂(ごんげんどう)元山白山神社の秋の祭典が行なわれる。』~
昨年載せた「地元の秋祭り」の一節である。当然だが、今年も敬老の日にその祭りは行なわれた。昨年は神社参道の警護を仰せつかった私。今回は、町内の神輿自体の警護として神社まで同行することとなった。
私の住む町は、氏子の地区の中で東の端に位置する。町内を練り歩いた後の神社までの道のりはかなり長い。途中、区画整理で道路は広がり、まばらに見える住宅の間を練り歩き、車を避けながらの道筋となる。
多分昔は、住宅地を抜け、人々と田や畑が見守る中、収穫の喜びと次年の変わらぬ豊作を祈願しながら、目指す神社まで練り歩いたのだろう。今日(こんにち)のように道路が幅を効かし、木々さえもまばらになった中では、どうしてもその違和感は拭えないもののようである。そんな訳で、最初の2枚はなんとも寂しげな違和感の残るショットとなった。しかし、これも確かな現実である。
田が減り畑が減り大きな道路が走る。変わる地域環境の中で“祭りのみ”を残す意味に、正直なところ少々疑問を感じるが、こうした祭り、時代の流れと進む都市化が齎す弊害のためか、年々気薄になっていく住民同士の繋がりを、多少なりとも強くする力は持っているようである。
国は方向を失い、その中枢では国民不在の茶番劇が繰り広げられている。そんな状況の中、高齢化社会を見据えた上でも、隣人との繋がり、地域との繋がりは、さらに必要なものになってくる。
本来、住民の意識向上を元に、自然に出来上がって行くべきものとは思うが、それがままならぬ現状の中で、こうした地域の中の神社の、昔から伝わる祭りがそのけん引役となっても良いのかもしれない。そう思ったとき、腰痛持ちゆえの、祭りの後遺症による腰の痛みも、多少軽減される思いがする。
ともあれ、今年の我が地域の秋の祭りも無事に終わり、秋本番も目の前となる。
コメント(8) “地元の秋祭り’07”
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昨日まで厳しい残暑が続いたと思ったら一気に秋ですね^^
こちら、今日は32℃を越えました。夏に逆戻りしたかのように暑かったです。後2〜3日くらいは30℃を超えるという予報です。夜もかなり蒸し暑いですね。
後遺症の腰痛も加味してか、この時期の暑さのぶり返しはかなり身に応えます。(^^;
今日も30℃を超え、暑い一日でした。
全国的に今年の残暑は厳しいですね。
お祭り、ご苦労様でした。
腰痛持ち、大変ですね。
実は私も・・・腰にゴムバンドを巻いています。
骨盤がしっかりしてとっても楽です。
お風呂に入るとき以外は外しません。
また、うつ伏せになって腰をゆらゆら・・・これも結構気持ちいいです。
残暑が厳しいですよね。
我が地域、予報では明日の最高気温は32℃になるということです。
あの殺人的な真夏の暑さに比べれば、大したことはないのですが、そろそろ身体自体が涼しい気温を欲し始めているようです。
って、ややこしい書き方をしましたが、もう暑いのはいや!ってことですワン。(^^;;) あはは・・・。
腰痛の辛さは、なった人でなくては分かりませんよね。
悪化していない時でも常に鈍痛がつきまとい、寝ても楽になりませんものね。
私は毎日腰痛用のストレッチをしています。もう数年続けていますが、それなりに効果があるように思います。
今度ホームページに腰痛体操の部屋でも作ろうかしら?
(^^;;)
暑い中、警護お疲れ様でした。
大人のお神輿はこちらではあまり見かけないので
なんだか新鮮さを感じましたw
地域とのつながりは時代とともに薄れてきていますよね。
そういう中でのお祭りという行事はかけがえのないものですね。
しかし、警護で腰痛がひどくなっていないといいけど・・・。
痛くなったら無理せずに休んでくださいね。
あい♪
正直なところ、当日はかなり辛かったです。しかし、私より遥かに年上の方々が頑張っているのに、私のみ手を抜くことが出来ずに、最後まで必至でした。(^^;
翌日は痛くてうなってました。ヾ(☆▽☆) アハアハ
えっとね、神輿は子供用のものあるのです。でも、まだ小さい子が多いので、町内の広場で大人の手を借りながらチョコットだけ担ぐだけで、神社までは行かないのです。
その後、子ども達は、大人たちの持ったロープに守られながら、神社まで同行します。その写真もあったのですが、今回は可愛げのない、青年壮年の、いや壮年の神輿を載せました。(^^;
こうした中途半端な地方都市は、都会に追いつけ追い越せではないのですが、近代化が進めば進むほど、現代社会の持つ欠点と、田舎特有の欠点の双方が浮彫りになってくるようです。
隣人や地域の繋がりをどういう形で維持し、どう広げていくのか、その課題はかなり多いようですね。
え〜、腰はやっと痛みが和らぎはじめています。我ながら情け無い腰でおますわ。(^^;
おつかれさま〜
忙しかったようですね〜
確かにこう言うお祭りあると地域の横のつながりができていいですよね〜
うちの地区はそれらしいお祭りも何もないのでつながりも何もないですよ〜
幾多年配の人ががんばっているからと無理はいけません。
後でいたい思いするのは自分なんだから・・・
あはは、忙しかったといえば忙しかったのかな。(^^;
隣人や地域などの繋がりは、これからはもっと必要な時代になってくると思っています。そう思うのは、私が年をとったせいもあるかもしれませんがね。
城下町だったせいもあるのでしょうか、飯田地方は、大抵の地域で個々のお祭りがもようされるみたいですね。
祭りがなくても、地域全体で行うものを持てば、繋がりを持てるとは思いますが、それは自治の運営の仕方で変わって来るかもしれませんね。一口に繋がりといっても、いろんな方々がいらっしゃいます。それなりに難しい部分もありますかね、やっぱり。
そうね、痛いのは自分ですよね。そうは思ってもねぇ。私の腰痛、皆さん知っているようで、「責任感で頑張るのは分かるけど、無理はするな」と言われるのですが、そう言われるとかえって休めなくなってねぇ。(^^;
まぁ、もう痛みの峠は越えたんで・・・。(^▽^笑)