低気圧の影響で、弱い冬型の気圧配置となったようだ。先日の夏日(なつび)がまるで嘘のような気温。夜は寒いくらいである。
掲載の写真は6日の日曜日のもの。天気は雨。あいにく雨具を持ち合わせていなかったため、車の車窓からのみの撮影となったが、雨というのもあって、人っ子一人見当らない山麓公園。じつに静かなものである。
連休中、ただでさえ狭い道路上に、まるで当然のように停められた多数の車のために、通行を妨げられたこの山麓公園。自然を求める人種が増えたのか、我が市の目論みか、冬場を除き、年々訪れる人が増えてきているが、同時に人間社会の利便性をそのまま持ちこみ、わがもの顔に振舞う輩(やから)が増えたのも事実である。
自然は人のためのみに存在するにあらず。自然には自然のルールがある。捻くれものの戯言(たわごと)と思われるかもしれないが、ついぞ、そんなことを叫びたくなる昨今である。
一時の静寂が戻ったこの自然に、今後の審判を託すこととして、雨の中、しばし新緑に浸る私だった。