桜のシーズンは終わりを迎え、野も山もそろそろ本格的に木々・野草の芽吹きが見られる時期となってきた。雨量は極端に少なく、水不足が怪訝されるところだが、はたしてその恵みとなるのか、今日は雨模様の一日となる。だが、日中でも8℃程度と気温は低く、そろそろ御役御免と考えていた暖房機も、今夜は活躍しそうな感じである。
掲載の写真は、山の麓にある“風越プール”と呼ばれる、発電所の用水池を泳ぐカルガモの親子である。突然の出会いに少々慌てたため、残念ながら親鴨はカメラの枠内に入れられなかったが、小鴨たちの左側を見守るように泳いでいた。
この用水池、毎年何組かのカルガモの番いが飛来し子育てをするようだが、時折水を抜き干されるため、あまり良い環境とはいえないようである。
それでも、今年もその可愛らしい姿を見られたのは、異常な気候が続く中、ホッとしたというのは正直な気持ちである。
変わる環境と数多い天敵の中、この小鴨たちの何羽が生き残り大人の鴨へと成長できるのか分からないが、その泳ぐ姿に、つい「みんな生き残れ!」と応援したくなるのはやはり人情だろうか。
温暖化により、不変と思われたこの国の四季は変わりつつある。今後、植物、動物を問わず、人を含めてその影響を受けるのは必至と思われるが、その対策は急を要するはずである。それは、今まで環境を壊し続けてきた、我々人間という生物の責務ではないかと感じている。
自分自身の日常の暮しを、今一度見直す必要を感じながら、経済を含めて、変わらぬそのシステムと、変わろうとしない、変えようとしない世の動きに、憤りを感じるのは私だけなのだろうか。
コメント(8) “小鴨泳ぐ”
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人間から見ると「とても可愛い」。
しかし雛達は「うわぁ!人間だぁ!逃げろぉ!!!」かも(笑)
大きくなるまで水が抜かれないといいなぁ。
自然環境の中での事故や弱肉強食以外に人間の都合が干渉しないといいのに。
多分まだ存在を含めて人を知らないでしょうね。
親鴨が横にいたから、きっと「ほら、あれが人間という動物よ、近づいちゃ駄目よ」と教えていたかもしれませんねェ。(^^;
ここの鴨、去年は親が子育てを放棄したようで、1羽も育たなかったようです。その要因がどこにあるか分かりませんが、鳥を含め、自然の動物の子育ては、本来生物が持つ、種の繁栄のための本能のようなもの。危険が迫れば子育ての放棄も考えられますよね。
「あの人間は特別危険よ!!」とか(笑)
いかに種を残すか、
野生とは言え人間にとっては残酷な話ですね。
って人間が甘いだけかも知れませんね。
生物の本能、純粋とも言えますが。
ある意味、“人”の方が残酷かもしれませんよ。
人は進化していく過程で自我に目覚めました。その時点で、本能とは別のものを持ち始めましたが、そのことが良かったの悪かったのか、それは、過去、未来も含めて、人の作る社会の形によって答えが決まると思います。
気をつけないと、地球上で一番価値の低い生物となりかねません。
ご無沙汰してますぅ〜(;´▽`A“
かわいい小鴨たちですね〜^^
でも急激なこの寒さに驚いているのではないでしょうか。
我が家でも久々にヒーターが大活躍しています。
管理人さんも体調崩されませんよう、お気をつけ下さいね〜。
いやぁ、本当に寒いですね。
おっしゃる通り、小鴨たちが気になりますが、そういう私もこの寒さはかなり応えますわ。(^^;
我が家、仕方なく今日灯油を買いました。予報では、飯田地方の明日は雪が降るとか降らないとか。もう4月の後半なのにどうなっているんでしょう?
来夢さんこそ体調を崩さないようにねェ〜。
春になってどこも子供の生まれる季節
あちらこちらで子育てが初めっているんだね〜
しかし何で水抜くんだろう。。。
疑問だ。。
ぜひとも厳しい環境に負けずすべて大きく成長してほしいものですね
く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪
ここ、以前は揚水式発電所の用水池でした。だから昔は水はたっぷり。ボートを乗るところもありました。
今も発電所は動いているようですが、揚水式として稼動しているかは不明で、水を干す理由もわかりません。(^^;
鴨たちは干されることを知っているようなので、そのことが大きな障害とはなってはいないようです。
回りをフェンスで囲まれているので、それが、彼らがここを選ぶ一つの理由かもしれませんが、空には猛禽の類もいるので、完全に安全な場所ではないのかもしれません。
全部成長するのは無理としても、何羽かは生き残って大人の鴨になって欲しいものですね。
では私も・・・、く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪