姫踊子草(ひめおどりこそう)
◇ 管理人 - 2007年2月22日(木)10:05 - 未分類
2月も中旬を過ぎた。例年ならばまだまだ寒いこの時期だが、暖冬の今季、大した雪も見ないまま春が来る気配を感じる。それでも2月、まだ春と冬が同居しているのは確かである。
春に向けて“三寒四温”という言い方を耳にする。3日の寒い日と4日の暖かい日が繰り返されるというものだが、そもそもこれは、シベリアからの高気圧が、7日の周期で繰り返されることから起きる現象らしく、その影響を受けやすい中国北東部や朝鮮半島辺りで、冬の気候の表現として使われた言葉のようである。
日本では春先に見られる4日周期での変化に対して使うことが多く、3月の上旬頃の気候のことを言うらしい。
掲載の写真は姫踊子草(ひめおどりこそう)。ヨーロッパが原産の帰化植物。明治時代の中頃に渡来してきたものだが、今ではどこでも見られるポピュラーな野草となっている。春先は元より、夏の終わりの頃まで見られることがあるが、それでも春の野草のイメージが強い、シソ科オドリコソウ属の二年草である。
先日「今年は今から害虫が多くて困る」と、農家の人が嘆いていたのを聞いた。越冬したものもいるらしく、どうやらこの暖かさで、啓蟄(けいちつ)の時期を待たずに、虫たちは活動を始めているようである。
変わる気候に変わっていく動植物。長い歴史の中で積み重ねてきた知恵と経験の資産を、放棄せざるを得ないような事態は、できれば、時間をかけてでも阻止したいものである。
ジョロウグモの越冬にハリセンボンの大漁、
他にもいろいろ出てますね
温暖化の影響が確実に忍び寄って来ているかと
寒さが和らぐのは助かりますが、
日本は四季のある国ですからねぇ・・・
今年は本当にいろいろな生き物が普段以上に越冬したようですね〜
確実に地球がおかしくなっていますね。
大雪になられるのも困りますが、これだけ降らないのもそれはそれで心配になりますよね〜
>ぺんた
ジョロウグモの越冬は聞いたことがあります。
さすがに、ハリセンボンの大漁は知らなかったです。(^^;アセッ
確かに冬に暮すのは楽ですよね。最近灯油も高いし。でも、おっしゃる通り日本の文化は四季があってからこその文化。農業・漁業など一次産業への影響は深刻になるのではないかと心配になります。
>纏
今年は、大雪で悩まされていたところは、かなり楽でしょうね。ただ、ヨーロッパではないですが、温暖化の異常気象による、経験したことがないような大雪や大雨の可能性もあるようです。
いろんな意味で今までの地球環境とはかなり違う環境になりつつあるようですね。
京都議定書発効以来、我が国の二酸化炭素の排出量は減るどころか増える一方と聞きます。一体どうなるのか不安になりますが、まだ間に合うを信じて、できることをやって行くしかないのでしょうね。