大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)
先日の大雪から約一週間。日陰などの溶けきらない雪は、寒々とした景観をいまだ残しているが、路肩などに多少の雪を残す道路は、ノーマルタイヤでの通行が可能な状態となっている。
だが、山の近くはさすがに寒いのだろう、山麓公園内にはまだ多くの雪が残り、地面を覆っている。それでも日当たりの良い場所ではその雪も溶け、顔を出した野草たちの葉は活き活きと見えていた。
そんな山の麓に“大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)”が咲いているのを見つけた。かなり気が早い奴と思ったが、場所は違えど年末にも見かけた覚えがある。昨年の11月に載せた“仏の座(ほとけのざ)”、12月の“姫女苑(ひめじょおん)”と、二極化する季節の中で、その咲く時期を見誤っているのだろうか、正直かなり気になる現象である。
それでも野草の花は健気に必死で咲いている。その姿は、今まで環境を壊し続け、いまだそれを止められぬ我々に向けられた抗議のようにも思える。しかし、経済失速の怪訝からか、きちんとした対策が取られぬままに、温暖化による環境の変化は益々加速して行くのが現状のようだ。
小さな動物・植物の異変、台風・ハリケーンの強大化、竜巻・突風など季節外れの嵐、豪雨と干ばつ、寒波と熱波など、どれ一つ取っても予断を許さぬ状況が迫っているのは明らかに思える。
この国にしろ他の国にしろ、次を生きる人々のため、この地球上の何を守り何を残す必要があるのか、それはその国の威信や、欠陥の見え始めた今の経済などではない筈である。
その、国の迷走を避ける意味でも、せめて我々一人一人、経済を含めた目の前の状況に惑わされることなく、何が真なのかを見極められる目を持ちたいものである。
2ヶ月くらいは早い開花ですよね〜?
凛とした姿に一瞬季節はずれを忘れてしまいました。
咲いてみてびっくり、寒い〜{{{(><)}}}と
後悔していなければいいですが。(^^;)
こういった状況を次々と見せられると
未来が怖くなってきますね。
これまた気の早い。。。
どうやら海外ではこの季節に洪水のひがいがでているようですね。
エルニーニョの影響で今年も波乱に飛んだ一年になりそうだと言う予想が出てました。
環境改善はもう無理なのでしょうかね。。。
じつは別の場所なんですが年末にも咲いているのを見かけたんですわ。
山の麓は寒いんで、まさかと思ったんですが、季節感がなくなり野草たちはバラバラに咲き始めたように感じます。
マジ咲いて後悔してるかも(^^;
私たちの世代に完全の元に戻すのは難しいのかもしれませんが、次の世代その次の世代へと、できる限り傷の小さい形で残すことは可能ではないかと思っています。そしてそれが“必要なこと”とも思います。
それは自然環境に対してのことだけではないのかもしれませんがね。