蒸かす 撮影日:2006年12月24日 撮影:管理人ザルに上げた緑米 撮影日:2006年12月24日 撮影:管理人今年もあと数日で終わる。正月に向けて、年末に行なわれる風習の一つ、餅つき。昔は臼と杵を使い、家族総出の一大行事だったが、核家族化が進む中で、そうした餅つき風景はほとんど見られなくなった。しかし、元より餅好きの民族、その文化は形を変え、いまだ健在のように見える。年末が近づくにつれ、店頭には出来合いの餅が並び、新聞の折り込みチラシには電動の餅つき機が目に付くようになる。
昨年は“のんび荘(※1)”で行なわれた餅つきに参加させてもらった我が家だったが、今年はその時間が取れず断念。その代わりではないが、先日、新たに餅つき機を買った。
そんな訳で年末の風景“餅つき”の電動餅つき機編。久々復活のコーヒーブレイクとなる。

回す、もとい!つく 撮影日:2006年12が26日 撮影:管理人 つく前に剥ったおこわ 撮影日:2006年12月24日 撮影:管理人 焼いた玄米餅 撮影日:2006年12月24日 撮影:管理人

我が家のもち米は“農園さくら(※2)”の生産する古代米、“緑米”である。その“玄米餅”に挑戦した。
玄米ということで、約一日とやや長めに吸水させ(農園さくら指導)、しっかり水を切って通常通りの餅つき工程となる。餅つき機ということで少々心配したが、緑米の持つ甘味と旨みと、玄米独特の風味が漂う絶品の出来となった。特に、伸し餅にして焼いて食べれば、なんともいえぬ芳ばしさが香りと共に口に広がる。その味は通常の餅とは比べ物にならず、病み付きになりそうな感さえある。
なお、この時に蒸かし上がった緑米を“おこわ”として食べるのも、やはり病み付きになるほど“いける”のだが、そこであまり欲張って剥(へつ)ってしまうと、餅の量が減り後で泣きを見るので注意が必要。やはり、つまみ食い程度がベストのようである。

※1:[スローライフ]→[スローフードにこだわる]→[蕎麦]参照
※2:[スローライフ]→[スローフードにこだわる]→[野菜作りと古代米]参照