雪の南アルプス 撮影日:2006年12月10日 撮影:管理人雪の南アルプス 撮影日:2006年12月3日 撮影:管理人木曽山脈(中央アルプス)と赤石山脈(南アルプス)、両山脈に囲まれ南北に長い伊那盆地。その南端位置する飯田地方のほぼ東の方向に赤石山脈はある。合併により同市となった上村、遠山郷からの眺望には遠く及ばないが、我が生息地域の近辺からも赤石岳を始め、南アルプスの一部を見ることができる。間にある近隣の山々が視界を遮り、全貌といかないところは少々残念だが、その山々の上から顔を覗かせる雄々しくも険しい姿が確認できる。冬の、よく晴れた日などは、雪のため白く彩られた頂が青空に浮かび上がり、えもいわれぬ景観を見せてくれる。
写真は、風越山麓近くから続く農免道路と、飯田市松尾にある“城址公園”から撮影した雪の南アルプス。友人から借りている一眼デジカメの力により、初めて可能となったズームアップ。こうした風景は久々の撮影となるが、日頃何気なく見ているその景色に、改めて山々に囲まれたこの地域を実感できる時でもある。
雪の南アルプス 撮影日:2006年12月10日 撮影:管理人最近ニュースなどで知った“夕張市”の財政破綻。その可能性は囁かれながらも、実際に起こった自治の破綻にはかなり驚かされた。
経済の落ち込みにより減ってゆく税収。その穴埋めのように進む市町村の合併。税確保の為に近隣を抱え込む側と助け舟欲しさにそのまま吸収される側、その思惑は様々だが、いまだに“無駄”と思える公共事業が後を絶たないように見えるのも事実である。
なんとも釈然としないというのが正直な気持ちだが、図体が大きくなればそれだけ多くの無駄ができ、小回りが効かなくなることは確かなことと思える。明日は我が身、我が地域という訳ではないが、各地方自治のリーダー、並びに、運営側の真価が問われるのは確実だろう。しかし、それを選ぶのは我々個人個人であることも忘れないようにしたい。
そんな人の世の浮き沈みをよそに、山は盆地を見下ろすかのごとくあくまで雄々しく聳え立つ。麓に居るものに、厳しい試練と大きな恵みを与えながら。