山茶花(さざんか) 撮影日:2006年12月17日 撮影:管理人山茶花(さざんか) 撮影日:2006年12月17日 撮影:管理人前回投稿の、狂い咲きの姫女苑(ひめじょおん)は別とするが、この時期に花を付けるものとして“山茶花(さざんか)”がある。花の少ない時期に咲くためか、昔から庭や生け垣に植えられることが多い。かつては椿(つばき)と同様、種子から油を採る目的で栽培されていたらしく、庭などに植えられたのはその意味もあったのだろうか。
原産地は日本。本来の野生種は西日本から沖縄の西表島などにかけて、分布しているようである。
山茶花(さざんか) 撮影日:2006年12月17日 撮影:管理人写真は飯田市街地にある公園内のもの。昨年は急激な気温低下のためか、開くことなく落ちてしまった蕾を多く見かけたが、それでも残った花は寒風の中で必至で咲き、人影のない寒々とした公園を飾っていた。
今年、すでに木の根元には散った花びらが散乱し、寒さのためか枯れたように萎(しお)れたものも見うけられたが、なんとかその花は健在のようである。ただ、街中の公園という環境のせいなのか、昨今の気候変動のせいなのか、年々その勢力が衰えていくように思えるのはやはり気がかりではある。
この辺りの公園はまだまだ季節を感じることができる。再開発と称して益々都市化が進む中、せめて季節を告げる植物が存在できる、そんな発展のさせ方をしていって欲しいものと願う昨今である。

~以下は例によってネットで仕入れた情報~
和名   :山茶花(さざんか)
別名・異名:カタシ/ヒメカタシ
学名   :Camellia sasanqua Thunb.
英名   :sasanqua
植物分類 :ツバキ科ツバキ属
原産地  :日本(山口県/四国西南部/九州/沖縄)
花言葉  :理想の恋い(白)/謙遜(赤)