11月というのになんとも寒い朝が続いている。昨年は12月に降雪があったのを思い出すが、今年もこの県(長野県)の北の方ではすでに初雪が観測されたと聞く。これが普通とも思えないが、立冬を過ぎ、暦の上ではすでに冬、今季の秋も知らぬうちに終わったかのように思えるこの頃である。
そんな気候の中、そろそろかと思いモミジの様子を見に山麓公園まで。このところ続く寒暖の差にやや期待はあったのだが、まだ早かったのか、或いは木によって葉の色付きの時間差があるのか、目に入ったその風景はやや鮮やかさに欠けていた。それでもこの時期のモミジの葉は秋の象徴。その終わりの時期を前に、ようやく佳境に入った山麓公園のモミジをカメラに収めることにした。
今年、その急激な冷え込みのためか色付く前に葉を落とす木が目立つ。今一つ鮮やかさに欠けているように感じたのは、多分そのせいもあるのだろう。温暖化が続けば広葉樹は減っていくという。葉を落としきれない木が多かった昨年、色付く前に葉を落とす木が目だつ今年。秋の紅葉は、元気な広葉樹のバロメーターとも言える。
この先ずっと色鮮やかな木々の演出を見られることを願いながら、晩秋の山麓公園を後にした。
コメント(2) “モミジの紅葉”
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温暖化に広葉樹が対応できないってこと?
確かに紅葉しきれないで落ちちゃう葉が多いのは心配ですね〜
このままでは日本の四季がなくなっちゃいそうだね
何とかこの先も四季がたもたれるといいんだけどね
詳しくは知りませんが、温暖化によって起こる寒暖の差が広葉樹にダメージを与えるらしいのです。
大きな寒暖の差は砂漠化への第一歩とも言われています。事態は結構深刻なようです。
経済の失速を恐れてか、いまだにきちんとした対応策ができないままですが、このままでは大変なことになる可能性が高そうです。
京都議定書発効以来、我が国の二酸化炭素の排出量は増えつづけていると聞きます。
個人として一体何ができるのか分かりませんが、でき得る限りのことはやっていかないとと思っています。
それでも、一番重要なのは国の対応でしょう。政策一つで大きく変えられるはずですから。もう一度原点に返って、何のための経済か、なんのための発展かを真剣に考えて、早急の対応処置が必要ではないかと思います。