天狗茸(てんぐたけ) 撮影日:2006年10月1日 撮影;管理人天狗茸(てんぐたけ) 撮影日:2006年10月1日 撮影;管理人10月、秋もいよいよ深まりを見せてきた。まだ紅葉には至らないが、辺りの木々は迫りくる冬のための準備をしているように見える。この時期の山麓公園では、いたるところで多種多様の茸類を見かけるようになる。
掲載の写真は“天狗茸(てんぐたけ)”。茸類の知識の乏しい私でも名前くらいは知っている有名な毒茸である。
実際目にするのは初めてだが、形、模様とかなり目立つ。その風体に誘われた訳ではないが、久々地面に這いつくばっての撮影となった。
この茸、傘の部分を火で炙り、冷めた後水に濡らしておくと、集った(たかった)ハエが死ぬらしい。そのため“ハエとり”・“ハエとりもだし”などと呼ぶ地方もあるということだ。ちょっと面白そうなので試してみようかと思ったのだが、後日訪れた時には誰かに取られたのか、すでになくなっていた。

~以下、ネットから仕入れた情報~
和 名 天狗茸(てんぐたけ)。
学 名 Amanita pantherina (DC.:Fr.) Krombh.
科 属 テングタケ科、テングタケ属。
夏から初秋にかけて針葉樹、広葉樹林などの根元に発生する。
地方名 ごまたけ、だしとり、だし、てんぐはえとり、はいころし、はえとり、ごまなば、はえとりもだし、へびきのこ、はころし、てんぐ
毒成分 イボテン酸とその分解産物のムッシモ-ル。
神経に作用し、食べると幻覚症状を引き起こす。量により死に至ることもある。
かなり美味いらしい(食べない方が賢明なのは当然である)。