8月の終わりにも載せたが、稲にも花の咲く時期はある。大抵、9月初旬の頃には受粉の時を終え結実と向かう。しかし、9月も終わろうとしているこの時期に花開く稲があるようだ。その穂は黒く、他の稲との対比からかなり目を引いた。実はこの田んぼ、ここバーチャルタウンいいだの[スローライフ]→[スローフードにこだわる]→[野菜作りと古代米]に載せた農園のものである。
頼んでおいた米を受け取りに行った時に見つけたのだが、残念ながら主は居らず稲の種類は聞けなかった。その穂の色から、勝手に古代米の黒米の花と思い込み撮影をして帰った。
帰宅後に妻がメールにてその旨を伝えたわけだが、返ってきた返信のメールから、その黒い穂の正体は緑米、隣に見えたやや緑がかった方が黒米と判明する。結局、生半可な予備知識は何の役にもたたないことを実感する結果となった訳だが、早いところではすでに刈り取りを終え、稲ハザが建ち並び始める9月の終わりに、ようやく花を咲かせる緑米。籾蒔きの時期もあるのだろうが、やはり興味が湧くのは正直な気持ちである。ちなみにこの緑米はもち米。わが家ではこの米で毎年餅をついていることを付け加えておく。
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以下に、返信メールに付けられた、説明を含む農園主の言葉の一部を、抜粋して載せることにする。
「古代米の中には、籾の色と玄米の色が一致しないのも有るんです。現代米のコシヒカリは、開花が7月下旬頃だから、9月下旬の緑米は、特異な存在です。10月いっぱいかけて秋風に育まれて、緑米独特の甘みと香に熟成してゆくのが楽しみ。
里山の紅葉と同調して実るお米が、実は自然体な稲かもしれないと、緑米を見て思うこのごろ。」
稲を愛しむかのようなその件(くだり)に、作物に対する思いを感じる。そんな主の思いと共に、その緑米の穂が頭を垂れるのを心待ちにする。
私もただ見ただけでは緑米が古代米だと思っちゃうね〜
外の見かけは違っても中の花は同じなんだね^^
作っていらっしゃる方の言葉は重みがありますね〜
ちゃんと米を理解して愛情持っていないと出てこない言葉ですよね。
きっとこういう人が作るお米はおいしさ3割り増しでしょうね^^
あはは、穂が黒いからそっちが黒米と思っちゃった。(^^;
あっ、“緑米”も古代米なんですよ。もち米なんですけど、香りがあってもち米独特の甘味と美味さがサイコーなんですわ♪
餅を搗いても良いし、“おこわ”とかにしてもとっても美味いだわさ。
当然、農薬は極力抑えているんで安心だしね。
実はこの緑米も頼んだんですが、今年のは終わっちゃったと言われてね、この穂が実らないと駄目なのよね。(^^;
とっても待ち遠しいのです♪(^▽^笑)
ちなみに、ここの農園のお米はネットでも買えるよ。私は近いのでメールで頼んで車でいただきに上がるんですけどね。