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◆安富桜(やすとみざくら) | 投稿日:2006/03/10 | | | 腰痛のため撮影は元よりパソコン作業すら思うに任せず、少々イラつき気味の今週、車で行かれることから、以前載せたサンシュユでも撮ろうと飯田美術博物館まで。 老木のためか、その枝振りに生彩がないように見えるサンシュユの隣、その樹齢が360年とも400年とも言われている安富桜(やすとみざくら)の近くに数人の人だかり。見れば根元を掘り返し何かしている。 夕方届く地元新聞から、根を再生させるための処置が行なわれていたと知ったが、根元近くまでアスファルトに覆われているためかその痛みは激しいらしい。この処置でどこまで再生できるのか未知数ということだが、今のままではその答えは明らかに思える。 利便のためか経済のためか、道はアスファルトで固められ、わずかに植えられた街路樹も痩せていくように見える。そんな環境はやがて人の身体にも影響を及ぼしかねないだろう。 まだまだ自然は残るこの地域である、この老木が教える現状を教訓として、せめてこの先その“地の利”とも言える自然の育みを活かした街として発展させ、次世代に伝え残したいものである。 そんな思いで通る市街地には、地方都市には似合わぬ建設中のビルが他を圧倒するように行き交う人を見下ろしていた。
◆ ◆ ◆ 撮影日:3月9日 撮影・コメント:管理人 | | |
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バーチャルタウンいいだ事務局
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