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◆ 今日の一枚(不定期更新) ◆
 ◆鬼灯(ほおずき)
 投稿日:2005/11/20


今月の初旬、ゴーヤーなどを植えるために畑を間借りさせてもらっている知人宅を訪れた時のこと。
まだ残る草むらの中、鬼灯(ほおずき)が色付いているのが見えた。懐かしさもあり早速カメラに収めることにした。
鬼灯(ほおずき)は酸漿(ほおずき)とも書くようだが、その字の“酸漿”は漢方では「さんしょう」と読むらしい。
その全草を乾燥したものを酸漿(さんしょう)、地下茎を日干ししたものを酸漿根(さんしょうこん)と呼び、せき止め、解熱(げねつ)、利尿(りにょう)などの薬として用いられるようである。
そういえば昔は、どこの家でも庭の隅に植えられていたのを思い出すが、そうした常備薬の意味もあったのかもしれない。
またしても、物はなくとも利に適った生活をしていた、昔の人の知恵を見せられた気がする。
“ほおずき”で思い出すのが浅草浅草寺の「ほおずき市」。誰もが知る有名な行事だが、七夕のお供物にされたのがその由縁と聞いている。なんにしても私たち日本人とは深い繋がりを持った植物のようである。

撮影日:11月10日
撮影・コメント:管理人




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