梅の蕾(つぼみ) 撮影日:2007年2月12日 撮影:管理人梅の蕾(つぼみ) 撮影日:2007年2月12日 撮影:管理人低気圧の接近で全国的に荒れ模様の今日、九州から東海・関東辺りまで、春一番が吹いたとのこと。飯田地方は朝から激しい雨が断続的に続いている。
掲載の写真は近くの駐車場に植えられている梅である。撮影したのは連休最終日の12日。天気は快晴。やっとほころび始めたというところだろうか。
この梅、一昨年・一昨昨年と年末から正月の頃に花を咲かせていた。昨年は遅かったものの、暖冬の今年、その開花も早まるのかと思ったが、2月の中旬でこの状態である。野草などの芽吹きが早まる中、なんともしぶといやつと感心もしたが、少し不思議な気もする。梅の蕾(つぼみ) 撮影日:2007年2月12日 撮影:管理人
そういえば、梅は夏の終わりから秋にかけての気温で、その開花の時期が決まるというのを聞いたことがある。実際、夏から秋の気温がどう作用するのか、その仕組みの詳細は知らないが、昨年までの比較で見る限り、春先の気温だけでその開花が決まるわけではなさそうである。その平均は2月13日ころらしいが、今年は平均に近いということになるのだろうか。
益々気候変動の大きさが感じられる昨今、今後、こうした植物たちの生態がどう変わっていくのか、彼らの持つ自然の知恵が試されるところだろう。
斯く(かく)言う我々人間は、はたしてその変化に対応できるだけの知恵があるのか、やはり気になるところだが、経済発展のみに目を奪われ、それが失速する怪訝からか、温暖化を抑止するそんな方策一つ、いまだに立てられない生物に、その変化に対応できる知恵が備わっているとは到底思えない。なんとも寂しい限りだが、それが実状かもしれない。
政界・経済界を含め、社会も、人の振る舞いさえも、そんな寂しい現状が見え隠れしている。変えようと思わなければ何も変わらないだろう。
自分自身の反省も踏まえた上で、自然も、社会も、人の生き方も、もう一度見直してみたいものである。