週中に少し寒さが戻るようだが、相変わらず季節がわからなくなるような気候が続いている。
これまで、暖冬といわれる冬は何度もあったが、今季は不気味さを伴っているように感じる。終わるとは思えない気候の変動が、加速するように大きくなっていることが大きな要因なのだろうか。
掲載の写真はお馴染みの蒲公英(たんぽぽ)。今まで何度か載せた“棚田”の土手で見つけたもの。ここは、春には毎年群生が見られる場所である。今の時期、さすがに群生してはいないが、前回の土筆(つくし)や種浸け花(たねつけばな)と同様に、その咲く時期はかなり早い。
たまに、“セイヨウタンポポ”と呼ばれる外来種が、秋や冬に咲いているのを見かけることがあるが、ここで見られるものは外来種に圧されその数を減らしたといわれる在来種、“ニホンタンポポ”である。
この国の気候・風土の中で育ってきた在来植物。原産地との異なる気候をも乗り越え、その土地に根付いた帰化植物。その鬩ぎ合い(せめぎあい)は遥か昔から続けられてきた。だが、今後さらに気候の変化が進めば、その勝敗は明らかのように思える。気候の大きな変貌に、その存亡が気になるところだ。
波乱が起きるといわれる亥年。数々の不安を拭えないまま、その年の1月も今日で終わる。
コメント(5) “蒲公英(たんぽぽ)”
コメント入力フォーム
この記事へのトラックバックURL
http://mytown.main.jp/blog/wp-trackback.php?p=171
http://mytown.main.jp/blog/wp-trackback.php?p=171
・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・
早いよ・・・
今年は長野の湖も凍っていないってTVで言ってたほど暖かいんだね〜
そりゃたんぽぽもでてくるってもんですかね〜
先生!ハーイ、シツモーン! (/*・・)o
西洋タンポポと日本タンポポの違いってなに?
おしえて〜西日本のほうに行くと白いタンポポが主流なんだってね〜
ところ変わればですなあ〜
思わず西洋タンポポと日本タンポポの違いを調べてみました。
日本古来の在来種が消えていくのは寂しいですね。
是非頑張ってほしいです。
どこかでワカサギの穴釣りを解禁したところ、
お客さんが湖上に駐車してた車が
氷が割れて半分弱沈んで大騒ぎになってましたね^^;
今年の冬の異変にはさすがにみんな驚いているようですね。正直不気味に感じますわ。
>纏
セイヨウタンポポとニホンタンポポの簡単な見分け方は、萼片が反り返っているのがセイヨウタンポポで、反り返らないのがニホンタンポポです。
背丈もニホンタンポポの方がやや低いと思います。
白花タンポポは一度だけこちらで見かけたことがありますが、かなりまれでしょうかね。やはりこちらでは、タンポポは黄色ですね。(^▽^笑)
>ぺんた
それだけ氷の厚さが例年より薄いってことですかね。
それにしても、湖上に駐車って・・・それって許されるのかぁ?
たんぽぽも春の代表的な花の一つなんですが
どうもここ数年、秋に咲いていたり真冬でも見かけたりと
季節はずれで見ることが多かった気がします。
それはセイヨウタンポポだったんですね〜。
ニホンタンポポの数が少なくなってるようなことを聞いたことがあるのですが、
生態系も変わってきてるのかもしれないですね。
>来夢
狂い咲きしていたのが“セイヨウタンポポ”だけだったのか分かりませんが、帰化植物の方が環境の変化には強いと思えます。
ただ、タンポポに関しては“ニホンタンポポ”も盛り返しているように思いますが、昨今の急激な変化にどうなるのかちょっと分かりませんよね。
もしかしたら、その合いの子が出ているかもしれませんし。