桜の紅葉 撮影日:2006年11月5日 撮影:管理人桜の紅葉 撮影日:2006年11月5日 撮影:管理人11月になり、最近感じる朝晩の冷え込みが、すぐそこまで来ている冬を感じさせる。そろそろ暖房のことを考える時期に来ているようである。
例年に比べやや遅い感のあった今年の紅葉も、そろそろ本格的に始まる頃。色付く前に葉を落とす木が気になっていた今年だが、このところの昼夜の寒暖の差は、残った葉の色を鮮やかにしていくようである。
掲載の写真は、飯田市街地にある桜並木。カメラを向ける私を見て、近くで落ち葉を掃いていた人は「もう良いところは終わりだよ」と言う。なるほど、北側となる上段では、すでに葉を落とし始めた木が目立ち始めていた。桜の葉の紅葉(あっぷ) 撮影日:2006年11月5日 撮影:管理人
昭和22年にこの街で起きた“飯田の大火”。その後の復興で作られた防火スペースに植えられたというこの桜たち。数種類ある中で、一番多いであろう“ソメイヨシノ”の寿命はおよそ60年と聞いている。
手入れ次第で伸ばせるというその寿命だが、過ぎた年と気候の変化に加え、車の行き交う街路樹という環境の中で、こうして今も元気でいてくれるのは嬉しいことである。
道すがら見かける街路樹に、元気がなく枯れていくものが増えているように思える昨今、こうした街中の木々が元気に季節の到来を告げ、その季節ならではの演出で我々の目を楽しませてくれる、今後の発展を含めて、そんな環境の街であって欲しいと願う。
そしてそれは、都会を含め日本全国どこの地域のどの街でも、人々が望めば実現可能であると、いつでも信じたいものである。