白膠木(ぬるで)の紅葉
10月も終わり、早いもので今年も余すところ2ヶ月となった。朝晩と日中との気温の差が大きくなってきたこの頃、そろそろ本格的な木々の色付きを期待したいところだが、山の頂上付近に始まった紅葉はなかなか下までは下りてこないようである。それでも一足早く色付いた白膠木(ぬるで)は、その鮮やかさで色付きの季節の到来を告げていた。
後1~2週間もすると山の麓を皮切に、街中の街路樹までも秋の彩りに染まることになる。
この白膠木(ぬるで)、若芽にアブラムシ科のヌルデノミミフシという虫が寄生すると五倍子(ごばいし)と呼ばれる虫こぶが出来る。その五倍子(ごばいし)はタンニン質が豊富で、昔はお歯黒や白髪染めの原料として利用されたようである。
また、秋、成虫が飛び出す前にその虫こぶを採取し、熱湯に浸して中の虫を殺して乾燥させて生薬としても利用すると聞く。
こうしたものが自然の恵みと言えるかどうかは分からないが、そのほとんどのものが利用されていた現状に、自然と共に生きていた昔の人の知恵と、その強かさを感じるのは確かである。
文明というものに頼りながら今を生きる我々に、果たしてそれが受け継がれているものなのか、昨今見える諸々のことからも、甚だ疑問と言わざるを得ないのが実情かもしれない。
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和 名 :白膠木(ぬるで)
植物分類:ウルシ科ウルシ属の落葉小高木
原産地 :日本からヒマラヤまでの温帯・暖帯に広く分布
学 名 :Rhus Javanica Linn.
花言葉 :巧妙
別 名 :フシノキ
木を傷つけると白い膠(にかわ)のような樹液が出る。それを物を塗る用途に使ったことからその名が付いたと言われている。雌雄異株である。
誰が始めにそれを口に入れようと思ったんだろうね。
まあこれは今口にする人はいないだろうけど、普段普通に食べているものでも一番初めに食べた人は良く口に入れる気になったなと思うもの結構あるよね〜
たとえば納豆とかw
食べるとうまいけど見た目は完全にモゴモゴwww
ぬるでの赤も綺麗な赤だね〜^^
今年は本当に紅葉の進みがおそいね〜
やっぱり気温が高めなせいでしょうかね〜
早く綺麗な紅葉を見たいと思うのですがその後には寒い冬がやってくる・・・・いやだね〜・・・
あ?口にってお歯黒のことかな?
お歯黒の習慣は奈良時代から始まったらしく、江戸時代には既婚女性の全てが身だしなみとしてやるようになったようです。ただ、全てがこの五倍子(ごばいし)を使っていたかどうかは分かりません。
ちなみに生薬としては実も葉も利用されるらしく、実を干したものを塩麩子(えんふし)、葉を干したものを塩麩葉(えんふよう)と言うそうです。なんでも下痢、たん、咳に効くとか。
ぬるでは最初に色付きますよね。色も結構鮮やかで、紅葉の先発隊ってところでしょうかね。(^▽^笑)
このところ朝晩冷え込むようになってきたのでそろそろ紅葉前線も下に下りてくるのではないかと期待していますが、モミジはまだまだのようですね。
寒い冬本当にいやだね〜(^^;