蛇苺(へびいちご)の花 撮影日:2006年2月11日 撮影:管理人蛇苺(へびいちご)の花 撮影日:2006年2月11日 撮影:管理人今日を含め連休となった週末。幸い天候にも恵まれ、遠出をした人も多かったのではないのだろうか。
仕事柄、連休とは全く縁のない暮しだが、2週間以上掛かりっきりになっていた仕事は一応一段落。ただ、最後にオソマツな“落ち”は付いたが。
昨日の日曜日、やや風は強いものの快晴。その陽気に誘い出された訳ではないが、久しぶりに山の麓まで足を運んでみた。
その山の麓にある、電力会社所有の日当たりの良い斜面。一昨年辺りから、秋にカンゾウの芽吹きが見られ、植物の生態の異変を感じた場所である。
そのカンゾウは、さすがにこの時期はまだ土の中で眠っているらしく、姿は見られなかったが、小さな黄色の花を咲かせている蛇苺(へびいちご)を見つけた。見てみれば、その周りにはヨモギも顔を出し始めているようだ。
かなり久しぶりの撮影である。多少のピンのずれは、“ご愛嬌”と容赦していただくとし、そこで見つけた蛇苺(へびいちご)の花を、今年もなんとか廻りつつある山麓の春として掲載する。
温暖化のせいなのか、数年前から1ヶ月以上早く感じるこの時期だが、どうやら今年も冬は終わり告げて、不穏ながらも、変わって行く季節は感じることができるようだ。
この先、この国の四季がどう変化していくのか、その不安は増す一方だが、たまには咲き始めた花に春を感じ、理屈抜きにそれに浸るのも良いのかもしれない。そう思う私も、やはり自然界が産んだ、“ただ”の動物なのだろうか。