梅の蕾(つぼみ) 撮影日:2008年1月4日 撮影:管理人梅の木 撮影日:2008年1月4日 撮影:管理人1月も半月以上が経ち久々のブログ更新となる。ここしばらくは暖かな日が続いたが、南下した寒気の影響で急激に気温が下がってきている。北海道では-30℃を下回ったという話だが、聞いただけで身体が膠着するような気分である。ここ飯田地方も週末にかかけて結構冷え込むらしい。
そんな気候の変化が作用したわけではないと思うが、このところ我が体調はやや低迷気味。腰痛に加え、歯茎の腫れにも悩まされている。そんな時、連れ合いまでもが体調不良を訴え、災い多き年の後遺症なのか今一つパッとしない年明けの我が家の現状である。
そんな年に世を見渡せば、「偽」と呼ばれた昨年の風潮は相変わらずのようで、製紙業界までもが世間を騒がせている。企業の利益優先の体質は今始まったことではないが、戦後の発展の方向の間違いか、今の経済システムの欠陥か、金融機関を始めとして、全ての企業に一番肝心と思われる社会性が欠落していることが大きな問題のように思える。そんな中、政治の世界では、その意義すら疑問視されたままで給油新法(新テロ対策特別措置法)が再可決された。
大国の起こした行動に非難の声が上がり始めている昨今に、それを強引に押し通す真意がよく分からないが、この国の国際的なものの見方には、かなりの片寄りがあるのは事実のようである。
政治にしても経済にしても、どうやら、遠い未来を見越した長いスパンでの判断能力に欠けているらしく目先のもののみに走りたがるようだ。その先に見え隠れする結末は、我々のような一般人でも容易に想像できることと思えるのだが。
写真は梅の蕾(つぼみ)。撮影したのは今月の初め。まだまだ堅いようだが、開花に向けて少し膨らみを見せ始めている。夏の終わりから秋口の気温でその開花時期が決まるといわれる彼らも、この大きな寒暖の差には少々戸惑っているのではないのだろうか。そんな気候変動が続く中、早くも春の穏やかさが恋しくなっている己を感じるが、この気候同様、全てに激しい寒暖の差が目立つ今の人の世にも、暖かで穏やかな春が訪れて欲しいものである。