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第1回 親子3代の椅子
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捨てる前に、リユースを考えませんか?
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私の友人にオートバイや車のシートの張替えを業としている友人がいる。若くして亡くなった親
父さんの後を次いで30年、まさにプロ。華やかさはみじんも無い、力も要る、手も荒れる、ホコ
リにもまみれる。最近、やっとこういう仕事の重要性に気づいた私に彼女は淡々と「親父さんの仕
事を継いだだけ」と言い放つ。
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◆ モノを直して使う暮らし・・・
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子供の頃、1年に何回か「コウモリ傘」の修理
をする人が回ってきた。破れた靴下はツギ当てを
して履いた。最近は電機製品でさえ使い捨てる。
話をしながら・・・食堂テーブルの椅子も新品
同様に張り替えた。
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◆ 歴史・・・お祖父さんが使っていたミシンの椅子
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この椅子はお祖父さん、お父さん、そして彼女へと"張替え"ながら、
三代に渡って引き継がれてきた。
お祖父さんの時代は「はんものや」だったという。「はんものや」と
は手甲・脚反(きゃはん)・足袋などを縫う仕事らしい。
そしてお父さんの時代はボンネットバスの全盛期。バスの座席の張替
えへと変わっていく。そして当時庶民の足として活躍していたのが「ラ
ビットスクーター」。そのシートの張替えを始めたのが今の仕事の原点
になった。
そして彼女の時代。使い捨てることが当たり前の時代に、コツコツと
モノを直し続けている。
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■ 仕事の内容
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バイクのシート・サドルの張替え
車の座席の修理・張替え 椅子の張替え
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■ 連絡先
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恵比寿屋 tel:0265-22-5175
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